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体操男子帰国 内村「すごく苦しい五輪だった」

[ 2012年8月10日 20:56 ]

花束を手に、笑顔で帰国した体操の内村航平選手。右は田中和仁選手

 ロンドン五輪体操男子個人総合で金メダルを獲得した内村航平選手(23)=コナミ=ら体操男子代表が10日、帰国して東京都内のホテルで記者会見し、内村選手は「前回の北京はすごく楽しい五輪だったが、今回は正反対で、すごく苦しい五輪だった」と振り返った。

 内村選手は世界選手権の個人総合で3連覇した体操ニッポンのエースとして臨み、個人総合で日本選手としては28年ぶりの金メダル、団体総合と種目別床運動で銀メダルを獲得した。最大の目標に掲げた団体総合で金メダルに届かず「自分の思っていたものと少し違う。団体総合の金メダルを目指してきたが、気持ちばかり前にいって、体がついてこなかった」と反省の言葉が続いた。

 主将の田中和仁選手(27)=徳洲会=は「悔しい思いばかりの大会だった」と話し、弟の田中佑典選手(22)=コナミ=も「金メダルを目指していた中、届かず悔しい」と笑顔は控えめだった。チーム最年少の加藤凌平選手(18)=順大=は「先輩の背中を追って戦った。自分の力は出せた」と満足感を浮かべた。

 山室光史選手(23)=コナミ=は7月30日の団体総合決勝で跳馬の着地の際に左足甲を骨折し、3日に帰国して手術を受けたために欠席した。経過は良好という。

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2012年8月10日のニュース