×

村田 逆転勝ち!日本勢48年ぶり決勝進出!さあ、金だ

[ 2012年8月10日 23:50 ]

男子ミドル級準決勝 決勝進出を決め、ガッツポーズで引き揚げる村田諒太

ロンドン五輪ボクシング

(8月10日)
 男子ミドル級(75キロ以下)準決勝で村田諒太(26=東洋大職)はアボス・アトエフ(ウズベキスタン)に13―12で逆転勝ちした。日本勢では64年東京五輪バンタム級金メダルの桜井孝雄(故人)以来48年ぶりの決勝進出となった。村田は決勝でE・ファルカン(ブラジル)と対戦する。

 第1ラウンド、村田はガードを固めてプレッシャーをかける。左ボディー、右アッパー。昨年の世界選手権1回戦でRSC(レフェリーストップコンテスト)勝ちしている前世界王者アトエフを重厚なパンチで攻める。それでも手数の少なさが影響か1―4とリードを許した。

 第2ラウンド、村田は強烈な左ボディーを打ち込み、アトエフの腰を折る。アトエフはホールドで逃げる場面が増えた。だが、5―8とリードを許す展開は変わらない。

 第3ラウンド、村田はアトエフの左をガードしながら前に出る。左右のボディーで一方的攻めると、アトエフがホールディング(相手の腕を抱え込む行為)の反則。相手が2点減点となり、13―12で逆転勝ちし決勝進出を決めた。

 試合後、両手を挙げ勝利を喜んだ村田は、決勝の戦いを見据えた。

 ▽村田諒太の話 勝ててほっとしている。目標まであと1勝のところまで来たので、しっかり目標を達成できるように頑張る。最後のラウンドはポイントを取ったと思ったし、勝ったと思った。銀メダルよりも、48年ぶりの金メダルの方がいい。

続きを表示

2012年8月10日のニュース