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「試合にならない」完敗認めた真鍋監督 木村はメダルへ切り替え

[ 2012年8月10日 07:17 ]

<日本―ブラジル>第1セット、ブロックに跳ぶ大友(11)と狩野(8)。奥は佐野

ロンドン五輪バレーボール

 女子準決勝で、24年ぶりに4強に進出した日本は08年北京五輪金メダルのブラジルに0―3でストレート負け。76年モントリオール五輪以来36年ぶりの決勝進出を逃した。

 センターの高さの差が出た。ブラジルは、ともに194センチのクラウジノとメネセスを軸にブロックで14点をたたき出したのに対し、日本は荒木の1点のみ。速攻も止められなかった。

 「あれだけサーブレシーブをきっちりセッターに返されると、試合にならない」と完敗を認めた真鍋監督。荒木は「最初から最後までブラジルの勢いに押されたゲームだった」と目を赤くし、大友は「自分たちの手本になるようなブロックだった」と話した。

 84年ロサンゼルス五輪銅以来28年ぶりのメダルとなる銅メダルを懸け、11日に3位決定戦で韓国と対戦する。木村は「このメンバーであと1試合できる。まだメダルのチャンスはある。悔いが残らないようにしたい」と前を向いた。(共同)

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2012年8月10日のニュース