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清水 日本勢48年ぶり決勝進出ならず 銅メダル獲得

[ 2012年8月10日 22:42 ]

男子バンタム級準決勝で英国のキャンベル(右)に敗れた清水聡

ロンドン五輪ボクシング

(8月10日)
 男子バンタム級(56キロ以下)準決勝で清水聡(26=自衛隊)は第3シードで昨年の世界選手権準優勝のルーク・キャンベル(英国)に11―20で敗れ、決勝進出はならなかった。3位の清水は日本勢44年ぶりの銅メダルを獲得した。

 第1ラウンド、1メートル79の清水はリーチを生かし、左構えから右ジャブを繰り出す。地元のキャンベルに1万人を超える観衆から大声援が飛ぶ中、果敢に攻めた。接近戦でも粘り強くボディーを攻めたが、2―5とリードを許す。

 第2ラウンドも清水は左ボディーで攻める。キャンベルも打ち終わりに力強い左で応戦。キャンベルは鼻血を流すも、6―11と差はさらに広がった。

 最終第3ラウンド、清水は疲れの見えるキャンベル相手に最後の力を振り絞り勝負に出る。残り30秒から連打を繰り出すも結局、11―20で敗れた。

 今大会の2回戦で、相手をを3回に6度も倒しながら17―22で判定負け。試合後、清水の提訴が認められ判定が覆った“ドタバタ裁定”を乗り越えた清水だったが、日本勢では64年東京五輪バンタム級金メダルの桜井孝雄(故人)以来48年ぶりの決勝進出はならなかった。
 

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