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選手たたえる佐々木監督「監督冥利に尽きる」

[ 2012年8月10日 21:37 ]

 ロンドン五輪のサッカー女子で銀メダルを獲得した日本代表「なでしこジャパン」が、決勝から一夜明けた10日、メーンプレスセンターで記者会見し、佐々木則夫監督(54)は「メダルを取るという重圧は、選手にはあったと思う。それを乗り越えて結果を出してくれた。監督冥利に尽きる」とたたえた。

 壇上には選手全員も並んだ。宮間あや主将(27)=岡山湯郷=は「戦い終えてここにいる仲間、バックアップメンバー、今回入れなかった選手たち、またスタッフ一同に本当に感謝すると同時に、全員のことを誇りに思う」と話した。沢穂希選手(33)=INAC神戸=は「ずっと女子サッカーに携わってきた私にとっては重みのあるメダル」と、出場4度目で初めて手にしたメダルを誇った。

 準々決勝から決勝まで3試合連続で得点した大儀見優季選手(25)=ポツダム=は「一戦一戦戦う中で、チームとして成長してこられたことが一番大切な経験になった。それがこのメダルの価値。素直にうれしく思う」と喜んだ。

 ▽沢穂希の話 佐々木監督をはじめ、最高の仲間と最高の舞台で最高の相手と戦えて本当に良かった。長年女子サッカーに携わってきたわたしにとっては、この銀メダルは重みのあるメダルだと思う。

 ▽川澄奈穂美の話 最後の最後まで金メダルに挑戦できたことはすごく良かった。これからも女子サッカーが発展していくように、自分自身も成長していきたい。

 ▽大儀見優季の話 一戦一戦、戦っていく中でチームとして成長してこられたことが一番の大切な経験になった。その経験が銀メダルの価値を意味していると思うので、素直にうれしく思う。
 ▽宮間あやの話 佐々木監督は付いていきたいと思わせてくれる監督。決勝の舞台では監督に付いてきたからこそ、ここまで連れてきてもらえたんだと思った。

 ▽熊谷紗希の話 銀メダルという結果は悔しいが、最高の仲間と戦えた1カ月間のロンドン五輪だった。この悔しさをばねに次のステージに向けてチャレンジしたい。(

 ▽鮫島彩の話 もちろん金メダルが欲しかったので悔しいが、この仲間とこの舞台で戦えたことは誇りに思う。

 ▽岩清水梓の話 最後の試合に負けたのは悔しいが、最高の仲間と最高の戦いができたので悔いはない。(出身地の)岩手にまたメダルを持っていこうと思う。

 ▽近賀ゆかりの話 金を目指していたので、銀で悔しい気持ちもあるが、メダルをかけて重みを感じると、取れてよかったなと思った。このメダルには今までの先輩たちの思いが詰まっている。

 ▽阪口夢穂の話 金メダルを目指してきたので、銀メダルで終わったのは悔しい。でも、この期間、このチームで戦えたことは幸せだった。

 ▽田中明日菜の話 五輪という舞台で戦えて、すごくいい経験ができた。今は支えて下さった方々、応援して下さった方々に感謝の気持ちを伝えたい。

 ▽丸山桂里奈の話 最高の仲間と戦えたことをすごく幸せに思っている。今まで支えてくださった方々、応援してくださった方々に感謝している。

 ▽矢野喬子の話 この仲間とこの五輪を戦えたことを本当に誇りに思うし、自分にとって幸せな時間だった。(共同)

 ▽安藤梢の話 一番いい色を目指していたので悔しい気持ちもあるが、こうして最高の仲間とメダルという結果を残せたことはうれしい。ここまでこられたのは先輩たちや女子サッカーに関わってきてくれた人たちのおかげ。感謝している。(共同)

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2012年8月10日のニュース