佳純　“祝！メダル！”巨大飾り巻き寿司に感激

ロンドン五輪卓球

　卓球女子団体で日本卓球史上初のメダルを獲得した石川佳純（１９＝全農）、福原愛（２３＝ＡＮＡ）、平野早矢香（２７＝ミキハウス）が８日、ロンドン市内のジャパンハウスで会見。石川はシングルスでも男女通じて日本人勢史上初の４強入りを果たし「悔し涙ばかりだったので、オリンピックでうれし涙を流せてよかったです」と話した。

　また石川の所属先でＪＯＣのオフィシャルパートナーでもある全国農業協同組合連合会（全農）のジャパンハウス内にあるブースには、“祝！！メダル！！”のメッセージとともに銀メダルをかけた石川を描いた巨大な飾り巻き寿司が飾られ、それを見た石川は「わあ。すごいです。うれしいです」と大感激。先月３０日には、日本代表を応援するために都内でタレントの榊原郁恵（５３）と２０組４０人の親子が飾り巻き寿司に挑戦し、日本からお米パワーを発信していたことを知ると、さらに笑顔が広がり、その際に撮られた記念写真と応援メッセージをうれしそうに眺めていた。

　　石川はこの１年、海外遠征から戻るとまた違う国へ。「空港が駅みたい」という毎日を送っていたが、米を持参し乗り切ってきた。今回も日本人らしく福原、平野と米を食べて戦い抜いたという。子供たちに向けて石川は「食べた方がいいと思うのは野菜。たくさん食べ始めるようになってから、体調もいいし、風邪もひきにくくなった」とアドバイス。平野も「日本人なのでごはんが１番好き」と話した。

　ロンドン五輪において、全農は食を通じて選手をサポート。ジャパンハウスでの食材提供や、レセプションでの餅つきなど日本の食材や文化を世界へ発信するのに貢献している。