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浜口まさか初戦敗退 今後は「自分の気持ちと相談」

[ 2012年8月10日 06:00 ]

初戦敗退を喫した浜口京子(左)は父・アニマル浜口に慰められる

ロンドン五輪レスリング女子72キロ級

 浜口の目から涙があふれた。「勝てると思ったんですが…。でも精いっぱいやりました」。初戦の相手マニュロワはアテネ五輪銀メダリスト。強敵を相手に最終ピリオドまで粘ったが、チャレンジで攻撃権を得て、タックルにいったところを投げられて敗戦。マニュロワが準々決勝で敗れ、敗者復活戦にも回れなかった。

 97年から世界選手権の75キロ級を3連覇するなど日本の女子レスリング界をけん引した。アテネ、北京五輪はともに銅メダル。北京五輪後は競技からしばらく離れたが「いい色のメダルが獲りたい」と再挑戦を決意した。

 今年5月の団体戦W杯では最後の試合が終わるとマットにキス。「日本で、応援してくれた皆さんの前で、試合をするのもこれが最後だと思った」と涙を流した。だが集大成とするはずだったロンドンで惨敗。「まだレスリングシューズは脱ぎたくない気持ち。自分の気持ちと相談する」と胸中は揺れている。

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