戦闘モード？しゃべらない北島　北京で総仕上げ

　【北京五輪・競泳】男子平泳ぎで２大会連続２冠を狙う北島康介（２５＝日本コカ・コーラ）ら日本代表が６日、直前合宿地の韓国・済州島から再び北京入りした。北島はイヤホンを耳にしたまま、北京空港の到着口に登場。報道陣の呼びかけに対してはうなずくだけで、無言でバスに乗り込んだ。緊張感たっぷりで、ついに戦闘モードに入った。

　表情は自信に満ちていた。一度、北京の選手村に入村した後、済州島に渡って９日間の合宿をこなした。たまった疲労を抜きながら、スピードを上げる練習を行い、タイムトライアルでは世界新を予感させるタイムも記録。心配された故障も出ず、順調にスケジュールをこなした。この日は移動だけで、プールには入らずに休養。最初の種目となる９日の百メートル予選に向け、残り２日間、最後の総仕上げを行う。