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愛ちゃん北京入り 取材殺到で会見中止

[ 2008年8月7日 18:12 ]

北京国際空港に到着した卓球女子の福原愛選手

 北京五輪の開会式で日本選手団の旗手を務める福原愛選手(ANA)が七日、到着した北京空港で地元報道陣やファンなど約100人にもみくちゃにされる騒動となった。前回のアテネ五輪後に中国スーパーリーグに参戦した経験から中国で抜群の知名度があるためだが、空港で予定されていた記者会見は中止となった。

 選手村入りして記者会見した福原選手は「すごくびっくりしたが、何も起きないと分かっていたので怖くはなかった。警備員さんたちが守ってくれたので安心した」と話した。
 卓球は中国で人気のスポーツ。小柄な19歳が少しはにかんだ表情で到着ロビーに現れると、中国の報道陣が色めき立った。空港関係者や武装警官らがガードする中、中国語の質問や位置取りでもめるカメラマンの怒号が飛び交った。
 あまりに殺気立った雰囲気に、福原選手は苦笑いでバスに乗り込み、日本オリンピック委員会(JOC)の関係者は「危険すぎて会見は開けない」と中止を決めた。

(共同)

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2008年8月7日のニュース