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ヤオ・ミンじゃない…聖火リレー最終走者ダレ?

[ 2008年8月7日 06:00 ]

北京で聖火リレーが始まり、天安門を通過するバスケットボールの姚明選手

 聖火リレーが五輪開催地の北京市内で始まった。初日は中心部の故宮南側をスタートし、天壇公園にゴール。第1走者は中国初の宇宙飛行士、楊利偉氏(43)が務めた。

 しかし、テロを警戒した中国当局は警察官ら約5万人を沿道に投入。一般市民は天安門広場前への立ち入りを禁止され、詰めかけた数千人はいずれも動員された人々だった。ランナーの周囲は白と青のウエア姿の「聖火防衛隊」が並走。沿道には5~10メートルおきに制服警官が配置されるなど、ものものしい警備だった。
 どよめきが起きたのはNBAロケッツの姚明=ヤオ・ミン=(27)が第9走者として天安門近くを走ったとき。姚は開会式(8日)の聖火最終点火者の有力候補だったが、この日走ったことで可能性はほぼ消滅。陸上男子百十メートル障害の優勝候補・劉翔(25)も3月に最初のリレー走者を務めており、2人のスター選手が“リスト”から消えた。代わって最有力候補に浮上したのが84年ロサンゼルス五輪のフリーピストル男子で、中国に五輪史上初の金メダルをもたらした許海峰氏(51)。北京五輪招致に尽力した国際オリンピック委員会の元副会長、何振梁氏(78)の名も挙がっている。

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2008年8月7日のニュース