ラブミーファインで阪神ＪＦ参戦「力はあるし、乗りやすい馬」

今週は土日合わせて１５鞍に騎乗します。テン乗りの馬が多いですが、少しでもいい結果を残せるように頑張りたいと思います。

ジェットコルサ（土曜３Ｒ）の前走は休み明けでしたからね。ダートでも問題ないですし、一回叩いて良くなっていればもっとやれるはず。うまく立ち回って上位を目指したいと思います。

ランスマン（土曜１２Ｒ）の前走はスタートが決りましたが、中でうるさかったりゲートの悪さがネック。ポンと出れば前走くらいやれていいと思いますが、今回もスタートが鍵になります。

ラブミーファイン（日曜１１Ｒ）は中間乗っていないので状態はわかりませんが、重賞で２着があるように力はありますからね。乗りやすい馬ですし、うまく立ち回ってどこまでやれるかですね。

今週も応援をよろしくお願いします。

◎山崎の見解

土曜日

１Ｒビオレイメル　☆☆☆☆　勝ち馬には離されたが、スタートが決り前走３着とレースを覚えてきた印象。かなり手薄なメンバー構成で、一連の走破時計だけ走れば勝ち負け可能。坂路で好時計をマークし好仕上がりのユーフォニー、一息入れて立て直したアデリナ、血統からダートで変わっても不思議ではないチャンスウィルカムが強敵か。

２Ｒリープスプラウト　☆　過去に中央500万で４着があるが、勝ち馬とは1.9秒も離されたもの。距離短縮で少しでも前進があればいいが…。前走の走破時計が優秀なオーシャンビュー、先行力があるオウケンスターダム、半年振りになるが調教で好時計をマークし好仕上がりのヒロシゲグローリーが上位候補か。

３Ｒジェットコルサ　☆☆　過去に現級勝ちを含め500万での好走歴は多数。前走は７着も勝ち馬とは僅か0.3秒差。立ち回りひとつで上位食い込み可能。現級勝ちの実績があるファビラスヒーロー、好仕上がりでダートも合うアシャカデッシュ、堅実なシアトルトウショウが上位候補か。

７Ｒエスタジ　☆☆☆　前走はスローペースに泣かされたが、中団からメンバー中２位の上がりを使いタイム差なしの３着と上々の内容。叩いて動きが良化。好メンバーが揃ったが能力はヒケを取らず、今回も上位争い可能。前走のゴール前の末脚が目立っていたピノクル、渋太さがあるスギノヴォルケーノ、使いつつ体が締まってきたワイドファラオが強敵か。

８Ｒヒルダ　☆☆　現級での好走歴が多数あり、過去に今回と同じ中京ダート1400メートルで現級２着の実績もある。落馬後になるが入念に乗り込まれて仕上がりは良く、上位食い込みは十分可能。先行力があるタガノヴィアーレ、1000万でも勝ち負けの競馬をしているトウカイシュテルン、渋太さがあるハウリングが上位候補か。

９Ｒアドマイヤカラット　☆☆　前走は長くいい脚を使い、道悪馬場を考慮すると勝ち時計も優秀。中京コース向きの息の長い末脚が持ち味で、昇級初戦でも差のない競馬ができそう。直線の長い中京替りは好材料のルナステラ、使いつつ調子を上げているエイシンクリック、終い堅実なフラットレーが上位候補か。

１０Ｒエヴィエイション　☆　昇級初戦の前走が15着と大敗。能力は秘めており先々は通用しそうだが、現状ではもう少しクラス慣れが必要な印象。２戦連続で２着のテイエムチューハイ、好仕上がりのサクラアリュール、前走は脚を余したエオリアが上位候補か。

１１Ｒレイホーロマンス　☆　愛知杯２着、中山牝馬Ｓ３着など牝馬限定のＧ３レベルなら差はないが、今回は牡馬相手。51キロの軽ハンデとはいえ、展開の助けがないと上位までは…。長くいい脚を使うハクサンルドルフ、渋太さ十分のマイスタイル、好仕上がりで昨年の当レースの勝ち馬でもあるメートルダールが上位候補か。

１２Ｒランスマン　☆☆　前走は最内枠をうまく生かして２着と好走。コメントにあるようにまだゲートに課題は残るが、今回もスタートが決まれば再度大駆けがあっても。現級での好走歴が多数あるダノンプライト、終い堅実なサレンティーナ、先行力があるコスモペリドットが上位候補か。

日曜日

１Ｒホットスタンプ　☆　ここまで６戦しているが、なかなか成績が上がってこない。初ダートで新味が出ればいいが…。叩いた上積み十分のヤマニンプルーベル、距離短縮は好材料のスマートアテナ、調教で好時計をマークしたディアブルノワールが上位候補か。

２Ｒフェブタイズ　☆　ここまで２戦して11着と８着。少しずつ前進しているが、力を付けないと上位争いまでは…。渋太さがあるクリエイトザライフ、ダート替りでもうひと押しを狙うサトノライジン、調教の動きが良くなったタイセイドレッサーが上位候補か。

３Ｒジャスタクイーン　☆　２戦ともに２桁着順。距離短縮でどこまで変わるかだが…。前走は息の入らない展開だったファイトフォーラヴ、渋太さがあるコハルビヨリ、終いに脚を使えた前走が好内容のキコクイーンが上位候補か。

７Ｒタイプムーン　☆　毎回入着はするが、馬券圏内までとなるとワンパンチ足りない印象。現状では展開の助けがないと…。一叩きして調教の動きが良くなったメガフレア、調教動くタイプでダートで一変がありそうなメイショウテンシャ、長くいい脚を使えるアルマトップエンドが上位候補か。

１０Ｒコウエイワンマン　☆　年齢的なものか近走成績が一息。ダート２戦目で少しでも前進があればいいが…。前走Ｇ１でも３着と好走したファッショニスタ、堅実なテルペリオン、ダートでは大崩れがないビッグスモーキーが上位候補か。

１１Ｒラブミーファイン　☆☆　前々で立ち回れるセンスの良さが強味で、先行策から渋太く粘った函館２歳Ｓの内容は評価できる。休み明けを一叩きした効果が見込め、距離延長も問題なし。人気薄だが上位食い込みがあっても不思議ではない。決め手上位のダノンファンタジー、前走快勝のシェーングランツ、センスが良く瞬発力も非凡のクロノジェネシスが上位候補か。

◆山崎啓介　１９８２年生まれの北海道出身。２００７年に専門紙「一馬(現・優馬)」に入社。美浦の想定班で、若手の調教師、騎手との繋がりが深い。現在も「優馬」のホープとなるべく、日々勉強中。