今週の丸山元気!

チリーシルバー、調教で好感触「500万にいるような馬ではない」

[ 2018年5月4日 18:00 ]

 今週は土日合わせて14鞍に騎乗します。

 サミットプッシュ(日曜1R)は以前乗った時はまだ緩かったのですが、それで4着にきていましたからね。ダートでも大丈夫だと思いますし、馬が成長していれば、チャンスがあっても良さそうです。

 レジェンドソウル(日曜6R)は能力はあると思います。まだ気性が幼いので、その辺がどうかですね。

 ニシノヒナマツリ(日曜8R)は小倉の後は一息入れて立て直しましたが、正直ガラッと良くなったという感じではありません。それでも500万でも足りる力は持っていますし、いい競馬はしてほしいと思っています。

 チリーシルバー(日曜9R)は調教で乗りましたが、500万にいるような馬ではありません。首の使い方などまだまだで課題はありますが、力を出せればチャンスはあると思っています。

 ナスノセイカン(日曜11R)は中間乗っていないので状態面はわかりませんが、馬のリズムを重視して終いにどこまで脚を使ってくれるかですね。

 今週も応援をよろしくお願いします。

 【山崎の見解】

 ●土曜日(5日・新潟)

5Rネイビーアッシュ ☆☆☆ 前走は初めての1200メートルで追走に苦労していた印象。それでも終いは脚を使い0・3秒差4着なら上々で、1400メートルなら上位争いも可能。器用さがあるリビングマイライフ、好仕上がりのゴールドシャッツ、コース実績があるダイメイジャスミンが上位候補か。

6Rコウセイゲキソウ ☆☆☆ 前走は道悪が影響した印象で7着までだったが、本来は終いの脚が堅実なタイプ。かなり低調な組み合わせでもあり、良馬場なら上位争い可能。叩いて状態が良くなっているバララットゴールド、折り合い対策でメンコを着用してきたルックスマート、芝2戦目のソールライトが強敵か。

9Rレッドリュンヌ ☆ 過去に現級でも好走歴はあるが、近走が大敗続き。比較的相性の良い新潟外回りで変わり身があればいいが…。終い堅実なルエヴェルロール、前走は外々を回るロスがあったアドマイヤアロー、前走は出遅れが応えたマンハイムが上位候補か。

10Rカレンガリアード ☆☆ 左回りは走りがスムーズで、中京で後続に7馬身差つけ未勝利勝ち。昇級後は一息だが、左回りの新潟で変わる可能性も。前走はスタートで挟まれる不利があったサンティーニ、調教の動きが良いアポロテネシー、好仕上がりのキタサンタイドーが上位候補か。

11Rオーヴィレール ☆☆☆ 前走は前が塞がり不完全燃焼。現級勝ちを含め1600万での好走歴は多数あり、スムーズに捌ければ初めての直線競馬でも上位争い可能。スピード上位のエリシェヴァ、直線競馬の適性が高いスペチアーレ、テンのスピードがあるヨンカが強敵か。

12Rモレッキ ☆☆☆ 前走は最後盛り返す勝負根性を見せ3着。折り合いに課題があり新潟外回りの対応が鍵になるが、力を出し切れば今回も上位争い可能。前走は脚を余したペガーズ、長くいい脚を使うドゥオーモ、レース内容が良くなってきたサトノクロノスが強敵か。

 ●日曜日(6日・新潟)

1Rサミットプッシュ ☆☆ 芝では切れ味がもうひとつで、ダート替りは魅力。レースセンスの良さを生かし、前々で運べれば替わる可能性も。安定しているレオステップアップ、長くいい脚を使うガッツィーソート、ダート替りは歓迎のマイティテソーロが上位候補か。

2Rジョーダンピース ☆ 初戦が10着と大敗。まだ体力不足の印象で、もう少し経験を積んでからか。前走の末脚が目立っていたホーカスポーカス、前走2着とダート適性を示したクイーンズテソーロ、堅実なマコトキッショウが上位候補か。

6Rレジェンドソウル ☆☆☆ 前走は2番人気に支持されるも、東京のマイル戦では厳しかったようで、最後モタれて苦しくなり11着。平坦の新潟替りと距離短縮は好材料。仕上がりも良く、変わる可能性は十分。スピード十分のプリンシアブラスカ、小柄で平坦コースは合うサラドリーム、使いつつレース内容が良くなってきたナイトジュレップが強敵か。

7Rビジョッテ ☆☆ 先行有利の新潟では展開の助けは必要だが、終いの脚は堅実なタイプ。大型馬で叩いた上積みも見込め、流れひとつで食い込みがあっても。ダートでは大崩れがないエイシンムジカ、好仕上がりのアルスフェルト、チークP着用後は安定しているプリエンプトが上位候補か。

8Rニシノヒナマツリ ☆☆☆ 仕上がりに関して丸山騎手はやや控えめなコメントだが、立ち回りが上手く、現級で3着3回がありスピードも通用。今回の低調なメンバー構成なら地力で上位食い込みも可能か。1200メートルは合うマイネルパッセ、好仕上がりのマジョラム、芝に戻してレース内容が良くなってきたシュエットヌーベルが強敵か。

9Rチリーシルバー ☆☆☆☆ 前走は初めての1200メートルに加え、休み明けでやや太目残り。それでも先手を奪うスピードを見せ、タイム差なしの4着と中身の濃い内容。同型との兼ね合いが鍵になるが、今回も前々で運べれば上位争い可能。安定しているワンダーグロワール、終い堅実なヴィーグリーズ、折り合い面から条件替りが吉と出そうなショウナンタイザンが強敵か。

11Rナスノセイカン ☆ 叩いた上積みが見込め新潟外回りに替わるのも好材料だが、重賞ではややパンチ不足の印象。55キロのハンデを生かしてどこまで食い込めるか…。ダービー4着の実績が光るマイスタイル、前走はG1でも見せ場を作ったトリオンフ、実績上位で仕上がりも良いステファノスが上位候補か。

12Rエッシャー ☆☆ 1000万に昇級後は2戦とも2桁着順だが、距離が長かったことや出遅れが敗因。休み明けでも仕上がりは良く、前々でスピードを生かせれば変わり身があっても。前走は昇級初戦でメドの立つ競馬をしたブランメジェール、3戦連続で2着のスーパーモリオン、新潟は相性が良いエイシンカーニバルが上位候補か。

 ◆山崎啓介 1982年生まれの北海道出身。2007年に専門紙「一馬(現・優馬)」に入社。美浦の想定班で、若手の調教師、騎手との繋がりが深い。現在も「優馬」のホープとなるべく、日々勉強中。

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