【浦和・埼玉新聞栄冠賞】タービランス連覇!笹川「交流重賞でもやれる手応えをつかんだ」

[ 2021年10月21日 05:30 ]

埼玉新聞栄冠賞連覇を飾ったタービランス
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 「第31回埼玉新聞栄冠賞」(S3)が20日、浦和競馬場で行われた。1番人気のタービランスが直線抜け出し優勝、昨年に続きこのレース連覇を達成した。同馬には「第42回浦和記念」(G2、11月23日、浦和)への優先出走権が与えられた。

 これまでも休養明けで結果を出してきたが、この日もファンの支持に応えるように素晴らしい末脚を見せつけた。好スタートから内めの6番手追走で脚をためると動き出したのは3コーナー手前。一気に手綱をしごいてポジションを上げると、直線を向いたところで先に抜け出したリッカルドを外からかわし、先頭に立つと抜群の反応。残り100メートルの右ステッキ連打にも鼓舞されて最後は3馬身ちぎった。

 先週の鎌倉記念(シルトプレ)に続き今年4つ目の重賞タイトルを手にした笹川は「連覇できてホッとしている。休み明けも馬はきっちり仕上がっていた。道中は集中力を切らせないように気をつけていたが、うまくいった。交流重賞でもやれる手応えをつかんだ」と喜色満面。7つ目の重賞ゲットに水野師は「どんな相手でも安定して走ってくれるのと、勝負根性がこの馬のいいところ。次走は馬の状態を見ながら決めたい」と振り返ったが、8歳にしてのビッグタイトル獲得へ視界が広がる一戦だった。

 ◆タービランス 父パイロ 母チャームエンジェル(母の父シアトリカル) 牡8歳 浦和・水野貴史厩舎 馬主・泉俊二氏 生産者・北海道厚真町の大川牧場 戦績34戦15勝(南関東23戦8勝) 総獲得賞金2億1425万円 重賞は21年報知オールスターC以来7勝目。

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2021年10月21日のニュース