【G1江戸川大賞】大池14年目でG1初制覇!熟知した荒水面で快ショット逃走 骨折舞台で完全復活

[ 2021年10月21日 05:30 ]

G1江戸川大賞を制し、優勝旗を手にする大池
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 G1「江戸川大賞・開設66周年記念」は20日、優勝戦が行われ、1号艇の大池佑来(34=東京)がインを押し切りデビュー14年目にして悲願のG1初制覇。

 開口一番「疲れた…」。その言葉からもコンディションの悪さが想像できた。安定板使用の2周回レース。敵は5人の精鋭と荒水面。「お客さんの動きでやっとゴールを確信した」。祝福ムードのスタンドに向かい大池らしく心の中で感謝。戦いは終わった。

 「荒れている時はスタートが届かない。そこは気合を入れて行った」。江戸川を熟知した大池。荒水面に立ち向かうための作戦に抜かりがない。コンマ03の快ショットで放った先マイに誰も追いつけなかった。

 19年1月の同大会で左手骨折のため約4カ月の欠場。「ケガもしたけれど、初優勝、メモリアルにも選んでもらった水面で結果を残したかった」と言う江戸川での完全復活。「これでSGの権利ももらえたし、もう一段上で存在をアピールしたい」。来年クラシック(大村・3月16~21日)での健闘を約束。同時に凱旋レースとなる当地モーターボート大賞(12月8~13日)での活躍も期待される。

 ◆次走 大池佑来は31日からの多摩川一般戦に出場し、中野次郎、井上忠政らと対決する。秋山直之と永井彪也は29日からの津G3企業杯で村田修次、佐藤翼らと対戦。赤岩善生、西山貴浩、西村拓也は26日からの平和島SGボートレースダービーで松井繁、前本泰和、浜野谷憲吾らが相手。

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2021年10月21日のニュース