【ユニコーンS】ゲンパチフォルツァ ビッシリ併走で伸び伸び!黄金ルートで目指せダート王

[ 2021年6月17日 05:30 ]

併せで追い切るゲンパチフォルツァ(左手前)(撮影・西川祐介)
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 ダート界の今後を占う3歳G3「第26回ユニコーンS」(20日、東京)の追い切りが16日、美浦、栗東両トレセンで行われた。美浦では前哨戦の青竜Sを制したゲンパチフォルツァ(牡=堀井)がWコースで、はつらつとした動きを披露した。管理する堀井雅広師(69)は来年2月に定年引退。師に18個目の重賞タイトルをプレゼントしたい。

 連勝で砂の主役に名乗りを上げる!ゲンパチフォルツァは2歳新馬(ヴァプンアート)を従えてWコースに登場。1馬身追走し、3角で早々と外から並びかけた。そこからビッシリ併走。外を回った分、最後は1馬身ほど前に出られたが、伸び伸びとした動きは目を引いた。5F67秒2~1F12秒8。堀井師は満足そうに追い切りの意図を語った。「幼いところがあって周りに馬がいないと集中しない。だから早めに並ばせた。2週続けて65秒台で走っているので最後は無理をさせず。あまりやってしまうと、お釣りがゼロになってしまうからね」

 前走・青竜Sを大外13番枠から2番手で立ち回って快勝。武豊の好判断が光った。「この馬の長所はパートナーとのコミュニケーションがうまいところ。騎手の言うことを素直に聞く。そういう意味でも前走はジョッキーがうまくいいところを引き出してくれたね」と指揮官は絶賛した。ただ、不安も正直に口にした。「ベストは1400メートル。前走は勝ったけど1600メートルは半信半疑。前走は完璧な騎乗だったからね。最初の1F、馬に遊びを持たせたレースをしてもらいたい」。元騎手らしい独特の表現で初騎乗の木幡巧に託した。

 青竜S勝ち馬は過去6年中5頭がユニコーンSで3着以内をキープ。そして、その後に出世を遂げている。ユニコーンSは過去6年の勝ち馬が全てのちにG1馬(地方交流含む)となった出世レース。まさにダート王への登竜門だ。

 来年2月で定年引退を迎える69歳の指揮官は「引退前に重賞を使える馬が出てくるなんてうれしいよね」。来年2月のG1フェブラリーSに管理馬を出走させ、有終の美を飾りたいとの思いがある。その夢を担うのは…ゲンパチフォルツァかもしれない。

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