【菊花賞】サーベル加速!蛯名自信「ちょうどいい」

[ 2019年10月17日 05:30 ]

ホウオウサーベルの追い切りを行った蛯名正義 (撮影・西川祐介)
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 【G1ドキュメント・美浦=16日】G1共同会見に指名された関東馬3頭の陣営で、最も注目を集めたのはこの男だった。ホウオウサーベルで01年マンハッタンカフェ以来、18年ぶりの菊花賞Vに挑む蛯名。「そんなに前だった?」と軽いジョークで切り返したベテランは2年連続で不合格となった調教師1次試験の質問にも快く応じた。

 「やっと乗り役に戻ってきた感じかな。“もう一回ダービーに挑戦して”と言ってくれるファンもいる。ありがたい」。会見終了後に鳥谷越が声を掛けると「みんな(試験について)聞きたいけど、聞きづらかったんでしょ?」と笑った。

 名手が騎乗したホウオウサーベルの最終追いはWコースでブルーアガヴェ(3歳1勝クラス)と併せ馬。2馬身追走から直線は内に入り、スッと並ぶと最後は手綱を押さえて併入。滑らかな加速で鞍上との息もピタリ。蛯名も「輸送もあるし、距離も長いし、やり過ぎないように。ちょうどいい」と好感触を伝えた。

 春のクラシックには間に合わなかったが、「とても穏やかな気性」(蛯名)から長距離適性を感じた陣営は早めに目標を菊花賞に設定。思惑通りに大一番へたどり着いた。全5戦が左回りで右回りは初めてだが、奥村武師は「たまたまローテ的に適性のあるレースが左回りだっただけ。調教は右回りでやっているので」と克服に自信を見せる。

 「長距離は駆け引きが面白い。自分が考えたことができるから。せっかく良い馬の依頼をもらったので、結果を出したい」。ペンから再びステッキへと持ち替え、熟練の技を全てつぎ込んでの全力勝負を誓った蛯名。その表情は若々しく、覇気に満ちあふれていた。

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