【桜花賞】ジュエラー 磨き上げた自慢の末脚!2馬身先着1F11秒0 

[ 2016年4月7日 05:30 ]

ジュエラー(手前)は併せ馬で追い切られ先着する

 メジャーエンブレム1強ムードに待った。6日に行われた桜花賞の最終追い。栗東ではチューリップ賞の上位組が軽快な動きで好調をアピールした。ジュエラーはポリトラックで鋭く伸びて2馬身先着。“最強の1勝馬”が大一番で逆転Vを狙う。

 パートナーのアルティマウェポン(3歳未勝利)を、1秒先行させてスタートしたジュエラー。3~4角で一気に差を詰めて直線に向くと、左右にブレることなく真っすぐ加速する。迫力満点。強烈かつ軽快な末脚でパートナーを抜き去り、ラスト1F11秒0をマークして2馬身先着した。

 「1週前に坂路で強い調教をやって自己ベスト(4F51秒6)をマーク。本番に向けていい調教ができた。先週、今週と調教に関しては言うことなしだよ」。藤岡師の表情にも自然と笑みがこぼれた。

 シンザン記念で首差、チューリップ賞ではシンハライトに鼻差2着と惜敗続きだが「2戦とも次につなげていくことを意識して、いっぱいに仕上げ切ったわけじゃない」と師。「この中間は疲れを早く取って、体調を整えることに主眼を置いた。体つきも良くなった」と上積みを強調する。一族の悲願も懸かる舞台。ジュエラーの半姉ワンカラットは09年桜花賞4着、サンシャインは12年10着に敗れている。姉2頭も育てた指揮官は「厩舎ゆかりの血統。今度こそという気持ちはある」と語気を強めた。

 そのワンカラットが12年オーシャンSを制して以降、重賞タイトルから遠ざかっていた藤岡厩舎。その間、重賞2着は実に14回。「勝てる気がしない」とふさぎ込んだこともあったが、今年3月の高松宮記念をビッグアーサーで制して、待望のG1初制覇。「嫌な流れは断ち切った。今は全てがいい方に向いていると思う」と意気込む。

 コンビを組むM・デムーロも「初めて乗った時は物見をしてフラフラ走っていたが、前走はリラックスして走れていた。負けたのは残念だけど、凄い脚を使ってくれた」と、敗戦の中に収穫ありの様子。「メジャーエンブレムは強いけど、僕の馬にもチャンスはある。桜花賞は惜しい2着(13年レッドオーヴァル首差)もあったので、今回リベンジしたい」と力を込めた。

 ジュエラーとは「宝石職人」。磨き上げた末脚が仁川のターフで最高の輝きを放てば…。指揮官、鞍上にとって念願のタイトルに手が届く。

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