橋下徹氏 高齢者の運転による死亡事故に「年齢制限で免許を規制するというよりも、技術で支援しながら」

[ 2024年2月26日 10:03 ]

橋下徹氏
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 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(54)が26日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。奈良市の東大寺南大門近くの参道で、79歳の男が運転する車が歩行者をはね、1人が死亡するなどした事故について言及した。

 25日午前9時50分ごろ、奈良市春日野町の東大寺南大門近くの参道で、人と車の事故があったと110番があった。奈良署や消防によると、歩道に乗用車が進入し、歩行者2人がはねられ病院に搬送された。台湾出身の呉其源さん(62)の死亡が確認された。死因は脳挫傷だった。もう1人の男性(52)=長野県大町市=は腰椎骨折などの重傷。

 県警は自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで、乗用車を運転していた奈良市の小売業の男(79)を現行犯逮捕した。「アクセルとブレーキを踏み間違えた」と話し、容疑を認めている。現場は近鉄奈良駅から東に約1キロの土産店などが並ぶ観光地。

 橋下氏は「僕は、母親が65歳くらいの時に免許を返納させたんですけど、怒ってましたね。いまだに、あんなに早めに免許を返納させてって言われるんですけれども、これって自分ではなかなか分かりにくいところがありますよね」と言い、「うちはちょっと早過ぎたのかも分からないですけれども。高齢者の事故に関しては昔から議論があって、高齢者の方が事故が多いと何となく言われていたんですが、最近は統計がはっきりと出てきて、事故数だと高齢者も若い人もあまり比率は変わらないんですが、死亡事故は明らかに高齢者の方が高く出ているんです。アクセルとブレーキの踏み間違いも明らかに高齢者の方が高い」と指摘。

 そのうえで「こういう統計を基に、僕は免許の制限なのか、それとも技術で自動ブレーキのシステムを義務化するなど、今は推奨ですけど、一歩踏み込んだ形でやらないと。死亡事故が明らかに高齢者の方が高いと出ているので、ここは政治のある意味、覚悟というか判断で、反発を食らってでもやるべきだと思いますけどね」とした。

 そして、「一時は年齢制限と言っていたんですけれども、やっぱり仕事上使うという声が、特に地方とかではありますから、単純に年齢制限で免許を規制するというよりも、技術で支援しながら使えるような形を義務化すべきなのかなと思います」と自身の考えを述べた。

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