ほんこん 芸人の立場で思う芦原さんの訃報「そら頭にくるよ」テレビ番組でケンカした過去も

[ 2024年2月1日 17:38 ]

お笑いタレントのほんこん
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 お笑いタレントのほんこん(60)が1日、自身のYouTubeチャンネルを更新。昨年10月期に日本テレビでドラマ化された漫画「セクシー田中さん」の作者である漫画家・芦原妃名子さんの訃報について、私見を語った。

 漫画に関しては詳しく知らないというほんこんだが、芸人の立場で話し、「原作者というのはネタ番組であるんですが、テレビだと“テレビの尺に合わせてくれ”と言われて。7分とか、10分とかネタを作っているが、4分でやってくれと言われる」と、過去のテレビ番組での出来事を振り返った。

 番組から「4分でやってくれ」と言われた際には自らで編集しながらやるというが、「7分で、10分でやってと言われて、オンエアーになったらカットされている」という出来事が多く、テレビに不信感を持った時期もあったという。「言われたらそうするが、元々あるネタをやってくれ、と言われてテレビで編集されたら、そら頭にくるよ」と話した。

 芦原さんは先月26日に更新した自身のXで、「セクシー田中さん」の脚本をめぐり局側と折り合いがつかず、自らが9、10話の脚本を書くことになったとして視聴者に向けて謝罪。当初提示していた「漫画に忠実に描く」などの条件が反故になっていたとしていた。そして同29日に栃木県内で死亡しているのが見つかった。

 ほんこんは「今回はそれに似ているなって。俺らとは比べ物にならないけど、でも俺らも本気でネタ作りをやって挑んでいる」と話し、原作者側の悩みをおもんぱかった。さらに、今回の原作者と、テレビ局、出版社の関係性については知らないというが、「俺は原作者が一番上やと思う」と断言した。

 芸人の立場に置き換え、「4分ですよ。4分で作ってテレビに出てくれ、だったらいいんだけど、130Rさんのネタが面白かったらから、テレビでやってほしい。7分でやって、オンエアーでは3分に編集されたら、とんでもないやないか。これは過去にもありました。“なんで、あそこ切んねん”。フリがあって、オチがあるのに、オチだけオンエアーして何が面白いねん。アホちゃうかっていうてケンカしたことがあります」と自らの過去の騒動を明かした。

 ただ、けんか別れし、番組には二度と出ないと怒ったものの、「出ませんというと俺らは死活問題」と、不利になる状況も説明。そのうえで「原作がある。ドラマにするんだったら二次使用だから、それは原作者の意図を、ねじ曲げんなと」と伝えるべきと私見を話し、「脚本家としっかり話し合って」原作の魅力を伝える努力をすべきでは、と述べた。

 最後に芦原さんについては「素晴らしい才能がなくなってしまったのはいたましい」と話し、「ちゃんと経緯を調べて、ご遺族の方にしっかり説明してほしい」とも加えた。

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