紅白歌合戦、中継祭り! 天童よしみ、さだまさし、星野源らが各地から参加 天童「大阪に帰れるんやな」

[ 2023年12月30日 05:00 ]

<第74回NHK紅白歌合戦リハーサル>フォトセッションに臨む天童よしみ(撮影・大城 有生希)
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 あす大みそか生放送の「第74回NHK紅白歌合戦」が、メイン会場のNHKホール以外のさまざまなステージから歌唱する“中継紅白”になることが29日、分かった。特殊な演出を詰め込み場面転換の激しい生放送になりそうだ。

 本紙の取材では、15組を超える出場歌手たちがホール以外でパフォーマンスすることが判明。例年7、8組だったコロナ前から、倍増したことになる。新型コロナ下で“3密”を避け、人同士の距離を取るよう求められた2020年とほぼ同数。当時は感染対策で局内スタジオを転々としたが、今年は加えて全国各地の名所からの中継も多用する。

 天童よしみ(69)は28回目の出場で初めて地元大阪から生歌唱。プロ野球・阪神の日本一を盛り上げる演出もある。この日は取材対応のためだけにNHKに足を運び「初めての中継でワクワクしています。大阪に帰れるんやな」と期待を口にした。

 局関係者によると、都内にも、さまざまな中継拠点があるという。さだまさし(71)は両国国技館から。また本紙取材で、山内惠介(40)が浅草、星野源(42)が虎ノ門ヒルズから歌うことも判明した。

 コロナ規制が解除された23年。多くの歌手が一堂に会することもできたが、制作サイドは真逆の戦略を取った。音楽関係者は旧ジャニーズ勢不在の影響を指摘。「これまでフットワーク軽く盛り上げてきたグループが一気に減り、ホール内の一体感を高める演出がどうしても限られる。そのため中継を多用する形で“絵変わり”を多くし、各アーティストを際立たせることで特別感を演出する狙いがある」と語っている。

 他にも薬師丸ひろ子(59)や水森かおり(50)ら局内スタジオでパフォーマンスを披露するアーティストは多数。今年のテーマは「ボーダレス」。まさにNHKホールの内と外を行き来する紅白となった。

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