櫻井敦司さん献花式 祭壇にはマイクが…ファン涙の別れ「あっちゃん、ありがとう」

[ 2023年12月8日 18:44 ]

BUCK-TICKの櫻井敦司さん
Photo By スポニチ

 10月19日に脳幹出血のため死去したBUCK―TICK(バクチク)のボーカリスト・櫻井敦司さんの献花式が8日、都内で行われた。

 3枚の写真が並んだ祭壇の真ん中には、最期の時までステージに立ち続けた櫻井さんの魂を表現するようにマイクを設置。たくさんの花とともに、軍服などの衣装、ニーハイソックス、仮面、拡声器など櫻井さん愛用の品が並んだ。

 来場者は、入り口でピンク色のカーネーションを受け取り、中の献花台に花を手向けた。場内では「愛の葬列」、「キューバ・リブレ」などバンドの楽曲が流れていたた。

 午後5時からの初回に入場した女性は「あっちゃん、ありがとう」と別れを告げたと泣きじゃくった。

 訪れた人には「THE CEREMONY -櫻井敦司へ-」と書かれたカードが配られた。中を開くと、愛猫家だった櫻井さんが、黒い猫とともに写っている1枚の写真と、「Sakurai Atsushi 1966-2023」の文字が記されていた。

 入場の列に並んでいた女性は「中学生の時に出会って、35年。櫻井さんの歌詞の深さに救われた」と感謝。櫻井さんと同じ脳幹出血を患った経験を持つ女性は、10月19日のステージで転倒しながらも、マイクの前に立ち続けた櫻井さんについて「辛い状況が分かる。自分に厳しい人だけど、3曲歌ったと思うと…」と目に涙を浮かべ、声を震わせた。

 献花は9日も受け付け。2日で2万人が最後の別れに訪れる。

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