「BOYS BE…」漫画家・玉越博幸氏 がん再発のため休載 「ガンダム ポケットの中の戦争」連載中

[ 2023年11月30日 11:03 ]

玉越博幸氏X(@H_tamakoshi)から

 矢立肇・富野由悠季原作による名作のコミカライズ「機動戦士ガンダム ポケットの中の戦争」を連載中の漫画家・玉越博幸氏(53)が30日、自身のSNSを通じ、肝臓へのがんの転移が認められたため、同作の連載を休止すると発表した。玉越氏は21年にステージ3の直腸がんと診断され、抗がん剤治療を経て連載を再開させていた。

 玉越氏は、講談社の第45回新人漫画賞で「アルバイトに行こう」で佳作を受賞し、「BOYS BE…」でデビュー。現在は漫画雑誌「ガンダムエース」(KADOKAWA)で「機動戦士ガンダム ポケットの中の戦争」、小学館が配信するウェブコミックレーベル「モバMAN」で「余命一年のAV女優」を連載している。

 21年、ステージ3の直腸がんと診断された玉越氏。同年8月に手術を行い、「5年後の寛解を目指していきます」としていたが、22年6月に直腸内視鏡検査でがん細胞が再発見され、ステージ2以下のがんが発覚。その後、リンパと血管へのがん転移が分かり、ステージ3の診断を受けた。4カ月に及ぶ抗がん剤治療を経て、連載を再開させていた。

 この日、「検査の結果、ガンが数カ所、肝臓に転移していました」と発表し「治療に集中するためしばらく連載をお休みします」と休載すると報告した。

 ファンへ「早く復帰できる様に頑張りますので、今暫くお待ち下さい」と呼びかけ、「ガンダムポケットの中の戦争と余命一年のAV女優を今後とも宜しくお願いします」と、連載中の漫画への思いを記した。

 連載中の「ポケットの中の戦争」は、今月25日に第3巻が発売されたばかり。「BOYS BE…」と同時期に連載されていた「はじめの一歩」森川ジョージ氏が帯の推薦文を手掛けた。がんの転移発表に、森川氏からは「またご飯行くぞ」と励ましのコメントが寄せられた。

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