NHKラジオ　A.B.C-Z番組名変更　異例、責任者が生説明　性加害問題ふれ「ジャニーズ想定させる」

「A.B.C-Z」
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　NHKラジオ「A.B.C-Z　今夜はJ’s倶楽部」（毎週火曜後9・05）が17日、放送され、番組名が「STUDY！ぼくたちとみんなのラジオ」に変更されることが発表された。

　オープニングで同局ラジオセンター長の安達宜正氏が出演。メンバーの前で「今までは解説委員としてみんなの番組に参加してきたんですけど、今日はNHKのラジオセンター長としてこの番組の名前を変更するということをお知らせに来ました」とあいさつ。

　「新しい番組の名前なんですけれど、『STUDY！ぼくたちとみんなのラジオ』です」と発表した。

　変更の経緯として「ジャニーズ事務所は故・ジャニー喜多川氏が性加害を行っていたとして、社名をSMILE－UP.（スマイルアップ）に変更しました。NHKとしては、悪質なしかも長期間にわたっての性加害、深刻に受け止めていまして。『A.B.C-Z　今夜はJ’s倶楽部』の名前は長年親しんできたわけですが、この『J’s』がジャニーズを想定していると。そう感じざるを得ないわけです。それで僕たち、この名前をどうしていくかということをずっと検討してきた」と述べた。

　「この番組は、A.B.C-Zの皆さんに地方の大学に行っていただいて学生さんと交流していただいたり、大学の先生とSDGsを勉強していただいたり。NHKの記者とか僕も参加して、選挙の勉強もしている。こういう趣旨を番組名に打ち出すことで、この番組のカラーをもっと打ち出していきたいと思っています」とした。

　番組は2016年から放送スタート。生放送トークバラエティとして、「A.B.C-Z」のメンバーがメーンのパーソナリティを務めている。

　安達氏は「いずれにしても、この性加害問題というのは僕たちも非常に重く受け止めておりまして。再発防止策とか被害者への補償がどう進んでいくのかということも同時に関心を持ってみていきたいと思います。名前が変わるわけですが、引き続きよろしくお願いします」とし、メンバーも「よろしくお願いします」と続いた。