泣きそうになりながら…城島茂 ジャニー氏へ怒り「こんな負の遺産を残してどうしてくれるんだ」

[ 2023年9月9日 06:11 ]

ジャニーズ事務所
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 「TOKIO」の城島茂(52)が9日、司会を務めるテレビ朝日「週刊ニュースリーダー」(土曜前6・00)に生出演し、故ジャニー喜多川前社長の性加害問題を巡り、ジャニーズ事務所が7日に開いた会見について言及した。

 城島は「正直複雑な思いで会見を見ていた。私自身も一タレントとしてどうしていくべきか、どうあるべきかを考えさせられた。ジャニーズ事務所が踏み出そうとする新たな一歩に賛否両論あるとは思うが、頑張っていくしかないと思っている。今後、事務所がさまざまな対応をすると思うが、私も忖度のない状況で今後も番組内でコメントできればと思っている」と述べた。

 同番組に出演している俳優でタレントの石原良純(61)から「リーダー(城島)はそういうもの(性加害)について感じていたものはあるのか」と尋ねられると「15歳で事務所に入ったが、今のようにインターネットやスマホがない時代だったので、ジャニーズ事務所の社長が性加害を行っている人物だという情報は入ってくることもなかった。数年たって本とか出版物、周りの話で性加害の情報も入ってくることはあった」と説明。

 「ただ育ての親でもあり、現場でプロデュースをしているジャニー氏と性加害をしている、闇の部分があるジャニー氏が10代の自分には結びつかなかった。まさかという思いがあったのは事実」と困惑の表情を浮かべた。

 さらに石原が「性加害のことを知って、ジャニー氏に対してどう思うか」と聞くと、「(ジャニー氏が亡くなった後)遺志を継いでと思っていた。今回このようなことになって、被害者の皆様に多大なご迷惑をおかけしたことで、ジャニー氏にはいろいろなものを頂いたが、こんな負の遺産を残してどうしてくれるんだという思いが正直ある」と目を潤ませ、今にも泣き出してしまいそうに語気を強めて述べた。

 そして「被害者の方への補償、対応は企業対人ではなく、人・人の対話で寄り添っていかなければならない。東山新社長の体制もとに、新社長を支えながらファンの皆様、すべての皆様の信用を取り戻すべく頑張っていきたい」と決意も語った。

 会見では藤島ジュリー景子氏が社長を退任し、少年隊の東山紀之が5日付で新社長に就任したことを発表。東山は性加害問題を事実と認め「鬼畜の所業」「人類史上、最も愚かな事件」と断罪した。今後は年内でタレント業を引退し、被害者対応に当たる。2017年10月からメインキャスターを担当していたテレビ朝日「サンデーLIVE!!」(日曜前5・50)を3日の出演を最後に降板していたことも明かした。

 また、注目された「ジャニーズ事務所」の名称変更は行わず改革に取り組む方針を示した。

 4時間12分に及ぶ会見後には、複数のCMスポンサーが撤退の検討やジャニーズ所属タレントの起用見送りを発表。東山がどう立て直していくのか、その手腕に注目が集まる。

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