「ブギウギ」趣里　ドキドキ紅白!?　ウキウキ柳葉敏郎の「狙っているんだろ？」に大慌て

今秋スタートのNHK連続テレビ小説「ブギウギ」の取材会に出席した（左から）柳葉敏郎、澤井梨丘、趣里、脚本の足立紳氏、音楽担当の服部隆之氏　
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　女優の趣里（32）が8日、都内で行われた、自身がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「ブギウギ」（10月2日スタート、月～金曜前8・00）の完成披露会見に出席した。

　戦後の大スターでブギの女王と呼ばれた笠置シヅ子をモデルにした作品。趣里は「（笠置さんの）明るさは今の時代にとっても自分にとっても大切なこと」と毎朝、明るいドラマを届けることを誓った。

　今作で描かれるのは、歌で人々を励ます主人公の姿。作中では笠置の代表曲として知られる「東京ブギウギ」や「買物ブギー」などを歌唱する場面も見どころとなる。

　ヒロインを務めるにあたり年明けからボイストレーニングを開始。「普段の呼吸や発声からやり始めて、劇中で歌う歌を細かくレッスンしている」と日々努力を重ねている様子。多忙な撮影の合間を縫っての特訓にも「歌うことが楽しくなってきた」と手応えは十分だ。

　今作では、笠置とタッグを組み多くのヒット曲を生み出した服部良一さんの孫で作曲家の服部隆之氏（57）が音楽を担当。趣里の歌声について「本当に勘が良い。女優から歌手になっていくように成長している」と認めた。歌声にほれた服部氏は急きょドラマ主題歌の「ハッピー☆ブギ」の歌唱メンバーに趣里を抜てき。父にヒット曲「カリフォルニア・コネクション」で知られる水谷豊（71）、母に元キャンディーズの伊藤蘭（68）を持つ趣里だけに親譲りの才能を受け継いでいる。

　会見では父親役で共演する柳葉敏郎（62）も出席。日々歌唱力が進化していく趣里に「紅白狙っているんだろ？」と水を向けると、趣里は「（記者の）皆さんが書いちゃうから～」と大慌て。「まずは撮影頑張ります」と謙遜しつつ、まんざらでもなさそうな表情を浮かべていた。

　毎年、朝ドラに関連する何らかの企画が行われることの多い紅白歌合戦。年末のNHKホールに立つ趣里の姿が見られるかもしれない。

　≪澤井梨丘　出演決定時は家族みんなで泣いた≫会見にはヒロインの少女時代を演じる子役の澤井梨丘（12）も出席した。出演が決まった時のことを振り返り「修学旅行の帰りにお姉ちゃんとお母さんが待っていて、サプライズで教えてくれた。みんなで泣いた。家に帰ったらお父さんも泣いていた」と初々しいエピソードを明かした。今作が36年ぶりの朝ドラとなる柳葉は「（出演を）本当に喜びました。これでまた仕事が増えるかな？」とはにかんだ。