横山七段が西田五段に勝利 西田のコロナ感染で延期された2次予選初戦 初のリーグ入りへあと2勝

[ 2023年6月30日 18:45 ]

 藤井聡太王将(20)=名人、竜王、王位、叡王、棋王、棋聖を含む7冠=への挑戦権を争う本社主催・第73期ALSOK杯王将戦は30日、東京・将棋会館で2次予選1局が指され、横山泰明七段(42)が西田拓也五段(31)に90手で勝利した。後手横山が、西田の三間飛車を丁寧に受けて優勢を拡大。69手目▲6五飛と飛車銀交換の強襲も見せた、高美濃囲いの西田陣を、80手目△5八銀から受けなしに導いた。

 西田は27日に新型コロナウイルス感染が判明し、28日に予定された対局を延期した。仕切り直しとなったこの日午前10時の対局開始前、先に入室した西田が「この度はご迷惑をおかけしました」と頭を下げる場面も見られた。

 横山は名人挑戦権を争う順位戦では、羽生善治九段(52)らと同じ、通称「鬼の住処(すみか)」のB級1組在籍。今期は1次予選から出場し、木村一基九段(50)らを破って2次予選に進出した。あと2勝で初の王将リーグ参戦。実力者は次戦、元王将の佐藤康光九段(53)に挑む。

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