「カムカムエヴリバディ」制作担当者 第60回に「るいの大きな変化」

[ 2022年1月26日 08:15 ]

連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」で、回転焼きを作る、るい(深津絵里)(C)NHK
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 26日放送のNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」第60回で、物語の舞台が大阪から京都に移った。

 ヒロインのるい(深津絵里)は錠一郎(オダギリジョー)とともに和菓子「回転焼き」の店を開くことを決意。回転焼きに不可欠なあんこには、離れ離れになった母・安子(上白石萌音)とのさまざまな思い出があり、制作統括の堀之内礼二郎チーフプロデューサーは「るいの大きな変化。これまで母親のことは記憶の奥底に封じ込めていたが、自ら回転焼き店をやろうと言いだし、母親に歩み寄れるようになった」と話す。

 昨年12月22日放送の第38回で、るい(子役の古川凛)が英語で「アイ・ヘイト・ユー(大嫌い)」と安子に告げた場面がこのドラマの分岐点だったが、第60回で、回復、再生に向けて物語が動きだした形だ。

 安子がるいから離れたのは、るいの幸せを願ってのこと。堀之内氏は「このドラマは、安子が悪い人ではないことを視聴者は知っているのに、るいは気づいていないという構造になっている。これから、るいが母親の本当の思いに気づいて歩み寄っていく姿が描かれていく。娘のひなた(川栄李奈)も含め、3世代で響き合うところが見どころになる」と語った。 

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2022年1月26日のニュース