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「日本沈没」小栗旬“静の魅力”チーフ演出も絶賛“受けの芝居”主人公・天海のキャラクター付けシフト

[ 2021年10月24日 10:30 ]

日曜劇場「日本沈没―希望のひと―」第3話。里城副総理(石橋蓮司)と天海(小栗旬・右)(C)TBS
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 初回から2週連続トレンド1位と反響を呼ぶTBS日曜劇場「日本沈没―希望のひと―」(日曜後9・00)。主演を務める俳優・小栗旬(38)が“受けの芝居”を連発し、従来のイメージを塗り替える“静の魅力”を発揮している。小栗とは約20年ぶりのタッグとなったチーフ演出の平野俊一監督(49)が小栗の凄みを明かした。

 小栗が2010年10月期「獣医ドリトル」以来11年ぶりに同局の看板枠・日曜劇場に主演。1973年に刊行された小松左京による不朽の同名名作SF小説を原作に、当時も扱われた題材「環境問題」を2021年バージョンとして鮮明に描く。原作に大きくアレンジを加え、舞台は2023年の東京。国家の危機に瀕してなお、一筋の希望の光を見いだそうとひた走る究極の人間ドラマがオリジナルのキャラクター&ストーリーとして展開される。

 脚本は「華麗なる一族」「獣医ドリトル」「LEADERS リーダーズ」などの橋本裕志氏。チーフ演出は「インハンド」「ノーサイド・ゲーム」「TOKYO MER~走る緊急救命室~」などの平野監督。撮影は今年春に終了した。

 初回(10月10日)から2週連続してツイッターの国内トレンド1位。平均世帯視聴率も初回15・8%、第2話15・7%(10月17日)(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と好発進した。

 小栗が演じるのは、野心家の一面もある環境省官僚・天海啓示役。CO2排出量を抑える国家的プロジェクト「COMS<コムス>」の中心的存在。東山総理(仲村トオル)が発足した「日本未来推進会議」のメンバーに選ばれた。

 初回のクライマックス。田所博士(香川照之)が唱える関東沈没説に根拠がないと結論が出た会議の最後に、天海が一石を投じる一連のシーン。田所が集中砲火を浴びる状況や世良教授(國村隼)の発言「君の言っていることは私への侮辱であり、この会議への冒涜だよ」などを受け、天海は「これでいいんですか!」「そんなことはどうだっていい!私は今、日本の未来の話をしているんです」と異を唱えた。

 平野監督は「香川さんもおっしゃっていますが、すべてを受け止める天海は非常にストレスフルな役。第1話のラストもそうですが、そんな天海を演じる小栗さんの“受けている顔”を見ていたくなるんです。台詞がなくても、小栗さんの表情だけで、こちらの感情が揺さぶられます」と小栗の“受けの芝居”を絶賛。初回のヤマ場は、会議室のブラインドが開いて、太陽の光が天海の顔を照らした。

 小栗とは助監督時代の2000年7月期「Summer Snow」以来、約20年ぶりの仕事。「アクションものや刑事ものなど、やはり小栗くんは『動』のイメージが強いと思いますが、今回は『静』の部分でも、これだけ素晴らしいものを出してくれて、非常に感心すると同時に、演出面でも助けられました。天海啓示というキャラクターの組み立ては最初、基本的に『動』。それが、小栗くんの演技によって『静』を軸に『動』の部分をどう使っていくかというプランニングに自然とシフトしていきました」と感謝。

 「もう少しオラオラ系のキャラになる可能性もありましたが、小栗くんの芝居を見ていると『静』の中に秘めた『動』こそが天海の核じゃないかと。そこを、小栗くんもよく理解して非常にいいバランスで演じてくれました。一口に(相手の芝居にリアクションする)“受けの芝居”と言っても、力強かったり、繊細だったり、本当にバリエーションが豊富。久しぶりにお会いして、若い頃の勢いや動だけじゃない役者さんになられたと実感しました」と感慨深げに語った。

 24日の第3話も、関東沈没説をめぐって経産省の盟友・常盤(松山ケンイチ)と意見が割れ、その裏には里城副総理(石橋蓮司)の影がちらつくなど、天海はピンチ。小栗の静かなる熱演が一層、期待される。

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