五輪開会式が歴史的視聴率56・4% 日本国民の6割、7061万人が見た

[ 2021年7月27日 05:30 ]

23日に行われた東京五輪の開会式
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 23日にNHK総合で放送された東京五輪の開会式の平均世帯視聴率が56・4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録した。過去の夏季五輪の開会式では、64年の前回東京大会の61・2%に次ぐ数値。ビデオリサーチは、開会式を同局で1分以上リアルタイムで視聴していたのが約7061万人だったとも公表。これは日本国民の約6割にあたる。

 瞬間最高視聴率は61・0%。女優の真矢ミキ(57)らが「木やり歌」に乗ってパフォーマンスする場面と、選手団の入場行進が始まってすぐのシーンだった。

 平均世帯視聴率56・4%は、過去10年の視聴率では最高の数値。2000年に入って以降も、02年と10年のサッカーW杯に次ぐ視聴率となった。年間最高視聴率を記録することが多いNHK紅白歌合戦も、近年は40%前後で推移。令和時代の大ヒットドラマとなった昨年放送のTBS「半沢直樹」の最終回でも32・7%止まり。テレビ離れと言われて久しいが、これら“お化けコンテンツ”をはるかに上回る歴史的視聴率となった。

 テレビ文化に詳しい同志社女子大学学芸学部メディア創造学科の影山貴彦教授も「50%前後は予想していたが、まさか50%後半まで届くとは」と驚くほど。「改めてテレビの力を感じた」と舌を巻いた。

 影山氏は高視聴率の大きな背景として(1)コロナ下の巣ごもり(2)国民の反五輪感情の2点を挙げた。「自粛生活が続く中、多くの人たちがテレビの前に集まるしかなかった」と指摘。パブリックビューイングが中止になったことや、時短営業の影響で飲食店での観戦ができなかったことも要因だといい「自宅のテレビしか見る手段がなかったため、視聴率の調査モニターに反映された」と説明した。

 開会式4日前には音楽担当の小山田圭吾(52)が辞任。前日には小林賢太郎氏(48)がディレクターを解任されるなど、五輪反対派も含め国民の多くが開会式はどうなるのかと心配した。「プラスの好奇心もマイナスの好奇心も集めるのがテレビの特徴」と影山氏。「不祥事を起こしたタレントが出演する番組に注目が集まる状況にも似ている」と分析した。

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