小籔千豊 五輪報道“手のひら返し”に見解「テレビの人ら、詰め将棋やったことないのか?」

[ 2021年7月27日 22:14 ]

小籔千豊
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 お笑いタレント、小籔千豊(47)が27日、火曜MCを務めるABEMA「ABEMAPrime」(月~金曜後9・00)に生出演。東京五輪報道に関する“手のひら返し”について、自身の見解を述べた。

 番組は「批判はどこへ“五輪報道一色”は手のひら返し?」の見出しで特集。五輪の開催に否定的な立場だった立憲民主党・蓮舫参院議員(53)が日本選手の活躍をツイッターで祝福していることに「反対派だったよね?」「手のひら返しかよ」の声があがっていること、東京大会の問題点を指摘してきたメディアに対しても「今や五輪一色」の声が飛び交っていると伝えた。

 意見を求められた小籔は、「見ている人もいろんな意見がある訳ですよね。無観客ならやっていい、そもそも中止とか、テレビとか雑誌の中でもいろんな意見があったりするんでしょうけども」と前置き。「テレビの人らが『五輪中止』って言っている時は、僕はもう、先読まれへんかなっていうか、詰め将棋やったことないのかなって思って、わらけてたんですけど」と話し、否定的な意見が寄せられることは想像できたのではと指摘した。

 小籔は「もともと五輪をやるならお客さん入れたほうがええやんけ派なので」と自らのスタンスを示しつつ、「中止、中止いっている人らは、ホンマに“ブーメラン”。分かって投げているのかなって思うくらい」とも語った。

 ジャーナリスト・佐々木俊尚氏(59)も持論を展開。SNS時代は「極端な反対派意見、極端な推進派意見」が注目されがちとし、「テレビなんかもそれに引きずられている部分も結構あるんじゃないかなと思う」とコメントした。「極端に振れていくものをどうやってバランスよく世論としておさめていくかっていくかが、今のマスコミにとって最も求められている役割だと思う」と意見を述べ、「そこを果たさないで、どっちかというと後ろから火をつけてまわっている感じがしちゃうっていう所に問題があるのでは、と思います」とした。

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2021年7月27日のニュース