堀ちえみ涙 アイドル時代の恩師とサプライズ“再会”「いろんな人に支えてもらって生きて来られた」

[ 2021年6月16日 12:53 ]

堀ちえみ
Photo By スポニチ

 タレント堀ちえみ(54)が15日深夜放送のテレビ東京系「チマタの噺」(火曜深夜0・00)にゲスト出演し、アイドル時代の恩師と感激の再会を果たした。

 番組では、小泉今日子や中森明菜、早見優らと同期で、「花の82年」と呼ばれたアイドル当時を振り返った。「ダンスが苦手だから、かなりダンスの先生には迷惑かけたなと思って。私は三浦亨先生に教えていただいていて。三浦先生、結構厳しくて」と、振り付け師の三浦亨氏(75)の名を挙げた。

 番組のインタビュー取材を受けた三浦氏は、当時の堀との思い出について、コンサートのリハーサルでのエピソードを披露した。「『振り付けするぞ』、『はーい』ってやるんですけど、集中力がないっていうか。『今日お前がそんな感じだったらやめるわ』、『いや、ちゃんとやりますから教えて下さい』って言うんですけど、(三浦氏は)やめるんですよ。するとボロボロ泣いて、『すいません。すいません』って。すると、次回は集中して見事に覚えるんですよ」。カミナリを落とされると、別人のように集中して振りを覚える姿が印象的だったという。三浦氏は「なんで1日目からそれをやらないのかな?」と笑いつつ、「1日捨てた方が、2回目の方ががーんと来るんですよ。そんな感じだから、かわいい娘ですよね」と振り返った。

 ある時、堀が歌番組で「稲妻パラダイス」を歌唱中、勢い余って靴を飛ばしてしまうハプニングがあった。そのシーンに三浦氏は「俺から言えば大拍手」と感激したという。「歌は歌っていて、動いていて、すごい高揚していたんで、思い切り蹴っ飛ばしたわけじゃないですか?それで靴が飛んでいったわけじゃないですか?あの時の『稲妻パラダイス』、一番いい状態じゃないですか。表情もすごい良かったと思います」。さらに「だからまさにアイドルの中のアイドルですよね」と称賛した。

 画面越しながら、久々に見る恩師の姿と言葉に、堀は目に涙を浮かべた。「当時、十代のくそ生意気なガキだったと思います。『1回で覚えろよ』って言っても、ふざけてやらなかったりとか」。申し訳なさそうに回想しながら、「当時のスタッフの方が一生懸命、私のことを思って育ててくれたり、注意してくれたりして、みんなで育ててくれたんやなっていうのが…。この年齢になって、子供を育てて、病気をして、いろんな過去を振り返った時に、やっぱりいろんな人に支えてもらってここまで生きて来られたんだなって」と感謝を口にした。

 番組の収録が終わると、スタッフの中に見覚えのある人の姿が。帽子とマスクを取ったその男性は、まさに三浦氏だった。思わぬサプライズに、堀は手で口を押さえながら、目を見開いて驚いた。MCの落語家・笑福亭鶴瓶(69)が「踊ってみい!」と促されると、堀は三浦氏と向き合いながら「稲妻パラダイス」の振りを披露。「本当にありがとうございました。ビックリ…」と驚きは収まらない様子だった。

続きを表示

2021年6月16日のニュース