訴訟の“炎上化”にピリピリ?木下優樹菜さん 情報漏らさぬ「鉄のカーテン」

[ 2021年6月10日 16:50 ]

木下優樹菜さん
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 “タピオカ騒動”により、イメージモデルを務めていた化粧品会社などから損害賠償を求める民事訴訟を提起された元タレント木下優樹菜さん(33)。現在は係争中で、原告側が提示した書状に対し、被告側が指定期日までに何らかの回答書を送付するのを待っている状態だ。

 原告側の代理人によると「一般論だが(回答に)1~2カ月くらいでは」とみており、初公判の日程など訴訟の詳細はそこから明らかになる見通しだ。

 ボールを持っているのは木下さん側。しかしこの訴訟について、これまで一切、声明を発信していないばかりか、徹底した情報統制を敷いている。芸能関係者は「昨年9月にタピオカ店オーナーから提起された訴訟も非公開で審理継続中とみられる。かなりピリピリしているようです」と内情を指摘する。

 木下さんは昨年12月に、自身が代表を務める新会社を設立。主な業務はインスタグラムを通じた広告収入の管理とみられるが、アパレル関係者によると「昨年から行っているモデル業などのマネジメントも行っているようです」といい、訴訟についても実務を担当しているとみられる。

 しかし、同社は外部からのコンタクトを遮断している。会社の登記情報は確認できるがメールアドレスや電話番号など連絡手段を全く公開していない。登記上の住所は、複数の企業が入居するコワーキングスペースのような施設。コンシェルジュのような受付担当者が常駐しており、アポイントなしで同社を訪れても「お取り次ぎできません。社の所在地がこちらかもお伝えできない」と対応する。

 また、この裁判について、訴訟記録の閲覧制限が申請されていることも明らかに。訴訟記録は、訴状や双方の主張などが記された文書で、裁判所に申し出れば本来、誰でも見ることが可能だ。
 原告側の代理人弁護士は、原告側からは申請していないとしている。そうなれば木下さんと元所属事務所、広告代理店の被告3者のうちいずれかが申請していることになるが、法曹関係者は「一般論として、法人が閲覧制限を希望することは稀(まれ)」といい、木下さん側の希望とみられる。「個人情報や秘密にしたい事項が記載されていることもよくあるので、それを気にしたのでは」(同関係者)。

 原告側は被告3者に計約3億円にのぼる額を請求している。木下さん側の回答書が原告の主張と大きく反する場合、訴訟の泥沼化は免れない。テレビ局関係者は「タピオカ騒動の際にイメージが大きく悪化したが、法廷での主張いかんではさらなる悪化の可能性もある。それだけに木下さん側は、炎上を避けるべく対応を精査しているのだろう」と指摘する。木下さん側がどう反応するかに注目だ。

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2021年6月10日のニュース