神田伯山 ナイツ・土屋との2年にわたる“因縁”に終止符「恩人にこんなに弓を引くのかな?」自問自答の末

[ 2021年6月10日 15:09 ]

講談師の神田伯山
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 講談師・神田伯山(38)が、9日深夜放送のテレビ朝日系「お願い!ランキング」(月~木曜深夜0・50)出演し、ゲスト出演したお笑いコンビ「ナイツ」の土屋伸之(42)との2年にわたる因縁について語った。

 この日は古今東西の“はなつまみ”な物事について語る「はなつまみ」を放送。伯山は、一昨年の正月に土屋との間に起きたささいな出来事をきっかけに、土屋に絡み続けているという話題をピックアップした。

 当時、子供が生まれたばかりの伯山は、土屋にぽち袋をもらったという。ところが帰宅して確認すると、中には1000円札が1枚だけ。伯山は出産祝いと思っていたが、土屋はお年玉のつもりで渡したといい、ここでボタンの掛け違いが生じた。

 伯山は今年1月、「ナイツ」がパーソナリティーを務めるニッポン放送「ナイツ ザ・ラジオショー」にゲスト出演した際にも、この話に言及。土屋に「出産祝いかと思うじゃないですか?うち帰って中を見たら1000円しか入ってなくて。後で『お年玉』って言い張るけど、許せないなと思って」と、まくし立てる当時の音源が放送された。

 もらった感謝を棚に上げて因縁を付ける伯山に、「爆笑問題」太田光(56)は「何が『許せない』だ!金もらっといて!」とツッコミを入れた。しかし伯山は、落語芸術協会の後輩である自分に対し、「ナイツ」からの愛を感じられないとし、「上司というか先輩ですよ。愛がないんですよ。寄席に対する愛が」と訴えた。伯山の言い分に、土屋は「愛があるから今日だって来たんですよ。愛がなければとっくに共演NGだよ、お前なんか!何も得しないよ、こんなもの」と反論した。

 さらに土屋は「確かに『お年玉だよ』とは言わなかった。それは申し訳ないです。でもお年玉を『お年玉だよ』って渡さないじゃないですか?」と、何の非がないにも関わらず謝罪の言葉をポロリ。田中裕二(56)から「何で今、お前謝ったんだ?謝るところは何もないんだよ」、太田からも「お前に非は何もないんだよ」と指摘されると、土屋は「謝らないと終わらないのかなと思って」と本音を漏らした。

 一方、火種を作った伯山だが、「ナイツ」への感謝も口にした。二つ目に昇進した際に独演会に呼んでもらい、「ナイツ」ファンの若い客層にも講談が好評だったという。「講談のような古めかしいものを喜んでいただけるのかなって思ったら、思ったよりいい感じで。お客さんが優しくて、喜んでいただいた時に、ちょっと自分の自信になった。講談って現代でも通じるんだって。恩人なところがある」。話しているうちに気が変わったのか、「恩人にこんなに弓を引くのかな?」と自問自答。太田から「自分で言うな」と突っ込まれていた。

 結局、最後は伯山が「今日で終わりにしたいなと思いました。すみませんと思って。土屋さんの無駄遣いだわと思って」と、決着を提案した。ちなみに、後輩にお年玉をあげているか問われた伯山は、「もちろんです。礼儀として。2000円です」と答え、太田から「(土屋と)同じじゃねえか」と指摘されていた。

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2021年6月10日のニュース