朝ドラ「おちょやん」若葉竜也 主演の杉咲花に「あんなにキュートな人がいるんだ」

[ 2021年1月27日 08:15 ]

NHK連続テレビ小説「おちょやん」で助監督・小暮真治を演じる若葉竜也(C)NHK
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 NHK連続テレビ小説「おちょやん」で、撮影所の助監督・小暮真治を演じる俳優の若葉竜也(31)が「みなさんが好きなシーンを見つけてもらえるとうれしい」とコメントを寄せた。

 若葉は大衆演劇の「チビ玉三兄弟」の三男として知られ、最近は、今年公開予定の映画「街の上で」に主演。朝ドラ出演は今作が初めてで「オファーをいただいて台本を読んだ時、『あ、面白い』とシンプルに興味を持った。最初に演出の方にお会いした時に『今までの朝ドラとは少し違う空気感を作ってほしい』と言われプレッシャーだったが、気負わず小暮のフラットな空気感みたいなものが視聴者のみなさんに新鮮に映ればいいなと思いながら演じた」と話す。

 大部屋女優となった主人公の千代(杉咲花)を何かと助ける役柄。27日の放送では、酔った勢いで千代に「監督になって千代ちゃんを主役にする!」と言い放ったものの、書いた脚本は撮影所の所長(六角精児)にボツにされてしまった。

 若葉は役柄について「なんか変なヤツ。かっこよくないし、情けないというか。でも、僕はそれがすごく好きで、小暮の最大の魅力だと思っている。千代ちゃんに対して、表裏のない本音を伝えるのは、千代ちゃんのことをすごく信頼しているからこそ。ここまでピュアに人と接するのは勇気がいる。僕自身、目の前にもし小暮がいたら『そんなまっすぐな目で見ないで』と思うだろう」と笑う。

 千代を演じる杉咲については「現場にいるだけで、その場の空気が明るくなる。俳優さんの中には、主役だから明るくしなきゃ!と、どこか無理をしているのが見えてしまい心配になってしまうような方もいるが、杉咲さんには、そういう違和感がない。あんなにキュートな人がいるんだなと思った」と語る。

 千代と小暮の関係がどう発展するかが、今後の見どころのひとつ。「物語が『点』ではなく『線』でつながるように描かれているので、視聴者のみなさんが思う見どころが、そのまま見どころなんだと思う」と強調した。 

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2021年1月27日のニュース