小倉智昭氏 ひきこもり自立支援の集団提訴に「家族の関係も背後にあると思うとかなり複雑」

[ 2020年10月29日 09:52 ]

キャスターの小倉智昭氏
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 キャスターの小倉智昭氏(73)が29日、MCを務めるフジテレビ「とくダネ」(月~金曜前8・00)に出演。ひきこもりの自立支援をうたう業者に自宅から無理やり連れ出され、施設に監禁されたとして、関東地方や沖縄県に住んでいた20~40代の男性7人が28日に施設の代表らを相手取り、慰謝料計2800万円の支払いを求めて横浜地裁に提訴したことについてコメントした。

 こうした業者は「引き出し屋」と呼ばれ、各地で被害の訴えが相次いでいるが、原告代理人によると集団提訴は初めて。訴状によると、7人は、親の依頼を受けた施設の男性スタッフらによって自宅から施設へ連れて行かれた。拒否しても「おまえに選択肢はない」などと威嚇され、約1カ月~約2年2カ月にわたり物理的、精神的に逃げ出すのが困難な状況に置かれたとしている。一方、施設を運営する一般社団法人の代表は「本人の同意なく施設に同行してもらうことはないので、全面的に訴訟の内容を争う」とのコメントを出した。

 小倉氏は「双方の意見が食い違っているので事実はどこにあるのか」とした上で、「親が手に負えなくなったりする場合は、本人が絶対に嫌だって言い張ったら、そこでまず衝突があるわけで、そういう家族の関係も背後にあると思うとかなり複雑ですよね」と自らの見解を述べた。

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2020年10月29日のニュース