「エール」第18週「戦場の歌」異例の一挙再放送決定!朝ドラ超えた戦争描写に反響 急きょ10・24深夜

[ 2020年10月20日 13:05 ]

連続テレビ小説「エール」第88話。恩師・藤堂先生を目の前で亡くし、混乱する裕一(窪田正孝)。この回を含めた第18週「戦場の歌」が一挙再放送される異例の編成(C)NHK
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 俳優の窪田正孝(32)が主演を務めるNHK連続テレビ小説「エール」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)で、インパール作戦など戦争を生々しく描いた第18週「戦場の歌」(第86話~第90話、12~16日)が今月24日深夜(深夜2・35~3・50)に一挙再放送されることが急きょ決定した。“朝ドラの域を超えた”凄惨な戦場描写により戦争の悲惨を伝え、大きな反響を呼んだことを受け、通常の朝ドラ再放送とは違う異例の編成となった。

 制作統括の土屋勝裕チーフプロデューサーは「裕一が戦争の真実を知るシーンが大きな反響を呼び、再放送が決まりました。エール全編の中でも特にご覧いただきたい週です。裕一が戦後、平和を願う歌を作り、人々を励まし慰め、エールを送る曲を数多く作ることになる、その原点がこの週にあると思います。朝ドラとしては重たいシーンが続き、1日の始まりに見るのはつらいという方も多かったと思いますので、あらためてご覧いただければ幸いです」と呼び掛けた。

 第88話(10月14日)、主人公・裕一(窪田)が音楽慰問のためビルマ(現ミャンマー)に足を運んだものの、恩師・藤堂先生(森山直太朗)が目の前で撃たれ、自分の腕の中で亡くなった。

 第89話(10月15日)、帰国した裕一は藤堂先生から託された手紙を妻・昌子(堀内敬子)に届けた。

 第90話(10月16日)、空襲により焼けた関内家の瓦礫に腰を下ろした光子(薬師丸ひろ子)は復活への願いを込め、鎮魂歌のように讃美歌496番「うるわしの白百合」を歌う。そして裕一は、かつて音(二階堂ふみ)の音楽教室の生徒で予科練に合格した弘哉(山時聡真)も戦死したことを母・トキコ(徳永えり)から告げられる。「音楽で人を戦争に駆り立てることが僕の役目か?若い人の命を奪うことが僕の役目なのか?音…僕は音楽が憎い」。自責の念にさいなまれ、曲を書かなくなる。

 裕一が戦後に名曲「長崎の鐘」などを生む大きな背景となる今作最大のヤマ場の1つ。重苦しい展開の連続に、SNS上には悲しみと涙に暮れる視聴者の声が続出した。

 脚本も執筆したチーフ演出の吉田照幸監督(50)は「裕一にとっては、すべての自我の喪失。自分の信じていたものがすべて崩壊していきました」と総括。「覚悟を持ってやりましたが、朝に見ていただく、朝の食卓に届けるドラマなので、戦場をどこまで描くかについては躊躇(ちゅうちょ)や迷いもありました。ただ、古山裕一の人生において、戦争からは逃げられない。(第90話の)『NHKですよ。ウソはつきません』という台詞には『物語にウソはつけない』『そこまで(生々しい戦場シーンなどを)やるということは、ウソはつけない』『自分の心にウソをつかず、このドラマを作っています』という僕の正直な気持ちが入っています。きれいに言えば。戦後編のスタート部分なので、基本的には少し雰囲気をドライブさせたいので、ギャグとして入れた側面もあります。とはいえ、本気、本心ですけどね」と語った。

 NHKスペシャル「戦慄の記録 インパール」(2017年8月15日初回放送)を27日深夜2時35分から放送。藤堂先生を好演した森山直太朗(44)、久志役の山崎育三郎(34)が共演する「SONGS」(土曜後11・00)は31日にオンエアされる。

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