ひふみん 藤井棋聖の2冠祝福「AI研究が隆盛を誇ろうとも人間ゆえにできる芸術的な一手の探求を」

[ 2020年8月20日 18:38 ]

元将棋棋士でタレントの加藤一二三・九段

 木村一基王位(47)に藤井聡太棋聖(18)が挑む第61期王位戦7番勝負第4局2日目が20日、福岡市の大濠公園能楽堂で指され、挑戦者の藤井が80手で勝利し、4連勝で王位を奪取した。7月19日で18歳となったばかりの藤井は、羽生善治九段(49)が持つ最年少2冠(21歳11カ月)、加藤一二三・九段(80)の最年少八段昇格(18歳3カ月)を18歳1カ月で更新した。

 加藤一二三・九段はツイッターを更新し「藤井聡太二冠誕生 祝 ならびに史上最年少八段昇段 祝 心よりおめでとうございます!!!!!」と祝福。

 「今後AI研究が如何に隆盛を誇ろうとも藤井聡太二冠には人間ゆえに見いだすことのできる芸術的な一手の探求を通して盤上で感動を紡いでいただければと願う。平安の世から指し継がれた将棋文化の奥深く豊かな魅力を令和の世を生きる数多の方々へ末永く伝えていただけることは一棋士として非常に悦ばしい」とエールを送った。

 「62年ぶりの記録更新に関して、記録は破られるために存在すること、そして今日まで陽の当たることのなかった将棋界に華やかな光を当てて戴けることの喜びが勝るので寂しさは感じないものの、寂しいと仰って下さったファンの皆様の温かくお優しいお気持ちは非常にありがたいものと深く感謝しております」と記録についての自身の思いも投稿している。

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