「りゅうおうのおしごと」作者、藤井棋聖2冠祝福「わずか35日。現実がラノベ作家に過酷すぎる」

[ 2020年8月20日 20:21 ]

色紙に「二冠」と記し笑顔の藤井新王位(撮影・岡田 丈靖)
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 木村一基王位(47)に藤井聡太棋聖(18)が挑む第61期王位戦7番勝負第4局2日目が20日、福岡市の大濠公園能楽堂で行われ、3連勝中の藤井棋聖が勝利し無傷の4連勝で王位を奪取した。藤井棋聖より若い16歳4カ月のタイトル保持者を主人公(主人公・九頭竜八一)とする人気ライトノベルで、アニメ化もされた「りゅうおうのおしごと!」の作者・白鳥士郎氏が20日、ツイッターを更新し快挙を祝福した。

 「藤井棋聖、王位獲得。あの羽生善治九段ですら21歳で達成した二冠に、18歳で至りました。十代での二冠は史上初。同時に八段昇段。加藤一二三九段の持つ最年少八段の記録も更新。列島を震撼させた棋聖獲得から、わずか35日。藤井聡太二冠の誕生です」と投稿。

 「『りゅうおうのおしごと!』が文庫本13冊・足掛け5年の歳月を費やしてようやくたどり着いた二冠目に“挑戦”という激アツな展開を、こともあろうに棋聖獲得からわずか35日で史上最年少二冠“獲得”まで到達してしまった藤井聡太という現実がラノベ作家に過酷すぎる」とユニークな表現で称えた。

 「俺の書き続けてきた5年間は、藤井聡太という物語の35日分でしかないんだなぁ…けど、すごい時代に将棋を題材にした話を書けて、とても幸運だと思います。どれだけ大胆に筆を進めても、きっと藤井二冠がそれを追い越してくれますから。現実に負けないよう、もっと面白い話を書くぞ!!!」と作品への強い意気込みを示した。

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2020年8月20日のニュース