藤井棋聖 18歳1カ月での最年少2冠、羽生の21歳11カ月を3歳以上上回る

[ 2020年8月20日 17:14 ]

第61期王位戦7番勝負第4局で対局中の藤井聡太棋聖(提供・日本将棋連盟)
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 木村一基王位(47)に藤井聡太棋聖(18)が挑む第61期王位戦7番勝負第4局2日目が20日、福岡市の大濠公園能楽堂で行われ、3連勝中の藤井が勝利し無傷の4連勝で王位を奪取した。

 これまでの年少2冠達成者は以下の通り(上位5傑)。
 羽生善治 21歳11カ月 棋王・王座 92年
 中原 誠 23歳4カ月 十段・棋聖 71年
 南 芳一 24歳9カ月 棋聖・王将 88年
 谷川浩司 25歳11カ月 王位・棋王 88年
 高橋道雄 26歳11カ月 王位・棋王 87年

 7月19日で18歳となったばかりの藤井は、羽生の持つ最年少記録を3歳以上も上回った。

 また、加藤一二三・九段(80)の最年少八段昇格(18歳3カ月)も更新した。

 ◆藤井 聡太(ふじい・そうた)2002年(平14)7月19日生まれ、愛知県瀬戸市出身の18歳。杉本昌隆八段門下。5歳で将棋を始め、小4で奨励会入会。16年10月に史上5人目の中学生、最年少14歳2カ月でプロ入り。名古屋大付高3年。18年に瀬戸市民栄誉賞を第1号として受賞。

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