HKT48&NGT48、持ち株会社設立 LINEがタレント業初の資本参画「時代リードするグループに」

[ 2020年5月27日 19:26 ]

HKT48
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 HKT48とNGT48を支援・統括する持ち株会社「Sproot」が設立され、LINEなどIT系3社が資本参画したことが27日、発表された。HKTとNGTは、今春に旧AKSから分離、独立していたが、今後は同社の100%子会社となる。

 LINEの舛田淳エンターテイメントカンパニーCEOは「LINEでは、これまでも『LINE LIVE』や『LINE MUSIC』でアーティストとファンの出会いを生み出してきました。現在、エンターテインメント業界は、新型コロナウイルス感染症の流行により、これまで当たり前のように行っていたライブやイベントが中止となっており、新しいファンコミュニケーションが求められる変革の時期を迎えています」と説明。

 続けて「HKT48やNGT48を応援していくとともに、多くのアーティストやエンターテインメント産業全体が盛り上がれるようさまざまな側面からサポートしていきます」とコメントした。

 また、新会社の渡邊洋行代表取締役は「(新型コロナウイルスの流行などで)大きく変化する時代において、デジタル領域で圧倒的な知見を持つパートナーのみなさまのお力を借りながら、HKT48とNGT48が時代をリードするエンターテインメントグループに成長できるように尽力いたします」と、決意を表明した。

 LINEが、本格的にタレントマネジメント業に参入するのは初めて。デジタル・IT系企業による芸能マネジメントの新しい潮流を生み出す形となりそうだ。

 すでに、LINE LIVEでは、30日にHKT48が「おうちバトル48ライブO.A.争奪! 下剋上SP!」という特別動画配信を発表済み。関係者は「両グループは今後、LINEなどのデジタルツールで積極的に活動していきます」と明かした。

 新型コロナウイルスで、アナログな握手会やライブが難しい中で、アイドルの新たな活動スタイル「デジタルエンターテインメント」を開拓していく。

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