アラン・メリルさん 新型コロナの合併症で死去 娘のローラさん葬儀に参列もできず…

[ 2020年3月30日 19:07 ]

 「アイ・ラブ・ロックンロール」の作者で、1960年代後半~70年代半ばに日本でも活躍したシンガー・ソングライターのアラン・メリルさんが29日、新型コロナウイルス感染に伴う合併症のためニューヨークで死去した。69歳だった。米メディアが伝えた。

 メリルさんは10代後半で来日。バンドなどで活動する傍ら、TBSの情報番組「ヤング720」でレギュラー出演したほか、ドラマ「時間ですよ」に出演、モデルなどでも活躍した。ロンドンに移り、バンド「アローズ」を結成。1975年に共同制作した「アイ・ラブ・ロックンロール」は、米歌手ジョーン・ジェット(61)によってカバーされ、世界的に大ヒットとなった。

 ジョーン・ジェットも自身のツイッターで「ロンドンでアローズをテレビで見て、その音楽に衝撃を受けたことを今でも覚えています。深い感謝と悲しみを込めて、彼が無事に天に召されることを祈っています」と追悼した。

 メリルさんの娘・ローラさんは自身のフェイスブックで最愛の父の死を報告。悲しみにくれながらも、自身も濃厚接触者のため2週間隔離されるために、葬儀に参列もできず、弔問にきてくれた友人らと抱きしめ合って悲しみをいたわりあうこともできないつらさを吐露。「自分の家族には起こらないと思っているかもしれないけど、実際に人々は死んでいる。どうか家にいて」と訴えた。

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2020年3月30日のニュース