戸田恵梨香 染谷将太との共演の決め手は「この変な人と一緒にやりたい」

[ 2019年9月15日 19:30 ]

映画「最初の晩餐」(監督常盤司郎)完成披露上映会に登壇した(左から)常盤司郎監督、斉藤由貴、染谷将太、戸田恵梨香、永瀬正敏
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 俳優の染谷将太(27)と女優の戸田恵梨香(31)が姉弟役で共演する映画「最初の晩餐」(11月1日全国公開)の完成披露上映会が15日、都内の映画館で行われ、両親を演じた女優の斉藤由貴(53)、俳優の永瀬正敏(53)とともに登壇した。

 父親の遺言により、父の思い出の味“目玉焼き”から始める“通夜振る舞い”を通じて家族の時間を取り戻していく家族の姿を描く物語。主人公を演じる染谷は「やっと熟してこうやって皆様にお届けできるのが本当にうれしい。家族を語る映画で、こんなに説教臭くない脚本に初めて出会った気がした。凄く優しい、背中を押してくれるというか、そういう気持ちになる脚本で、(オファーには)ぜひという感じだった」と感慨。その姉を演じる戸田も「この日が突然やってきて、実感が全くなかったんですけど、こうやって家族みんなで集まれて、これから始まるんだな、これからこの映画はスタートするんだなという実感が湧きました」と観客を見渡した。

 常盤司郎監督の実体験を反映した構想7年のオリジナル作品。常盤監督は「7年前、たった3人で始めた企画で、ほぼ自主映画みたいな感じだった。4人目に来てくれたのが染谷君。撮影まで主演を3年半近く待たせてしまって…」と苦笑。染谷もその当時を思い出し「最初はほんと自主映画でしたよね。気付いたらこんなに(大きな映画になり)嬉しい限りです」としみじみ。とはいえ「『やらせてください』って言ってから3年半、音信不通になって…。きっと(企画が)飛んだんだろうな、しょうがないわ!って思ってたら、『やります!』って聞いて本当に嬉しかったです」と笑顔を浮かべた。

 戸田は染谷の次にオファーが来たといい、「染谷さんだけ決まっていている状態で『この変な人と一緒にやりたい』と思って、決めました」とニヤリ。「よくわからない人だなって。なんか流すのが上手だし、あまり言葉が明言しないというか、ボソッていう言葉が核心ついていて、面白いです、見ていて」と指摘すると、染谷も「(戸田は)本当に姉貴っぷりが、この姉貴っぷりに甘えればいいんだって、思いっきり甘えました。いや、そんな変なじゃないですよ、割と大丈夫です…」と苦笑するばかりだった。 

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