玉川徹氏 GSOMIA破棄の韓国は「北と一緒にやっていくっていう楽観シナリオだけ」

[ 2019年8月23日 08:50 ]

テレビ朝日の社屋
Photo By スポニチ

 テレビ朝日の玉川徹氏が23日、同局「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に生出演。韓国政府が日本と結んでいる軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の破棄を決めたことに言及した。 

 GSOMIA(ジーソミア)は日韓が防衛に関する秘密情報を共有するルールを定めたもの。2016年11月、韓国の朴槿恵前政権時代に締結され、1年ごとに更新されてきた。協定破棄により、日韓間の機密情報の共有には困難が生じるが、日韓双方が情報の一体化を進めている米国を介した情報共有は進められる。韓国政府は日本の対韓輸出規制強化を元徴用工問題への報復と捉え、対抗措置として決めた。歴史問題による日韓の対立の影響は、通商分野から安保協力に拡大。日韓関係のさらなる悪化は必至となった。

 玉川氏は「米国は破棄に反対だったんですよね。日本も韓国も米国の同盟国です。例えば米国が安全保障上で求めないことを日本がやるってことは、日本では考えられない。ところが韓国はそれをやったってことですよ」と指摘。その上で「そもそもジーソミア自体が米国の要請で始まっている部分が大きい。だから韓国は米国にたて突くことになる。それをなぜかって考えた時に、文大統領は夢を見ていて、とにかく南北統一だと。それだけが韓国に対していい未来を与えるんだっていうふうに考えてるきらいがある。日本に対する部分でも南北が一緒になったら日本を超えることができるんだというふうに夢を語るわけですから、そうすると、それだけになっちゃってる。だから北と一緒にやっていくっていうふうな楽観シナリオだけをずっと持ってて、世論が反対してても、軍事のプロが反対してても、米国が反対してもやると。大丈夫ですかね」と話した。

続きを表示

2019年8月23日のニュース