「なつぞら」撮了 再び非公開も異例のSNS動画先行報告 広瀬すず笑顔「常に楽しいが勝ち 体調崩さず」

[ 2019年8月21日 09:00 ]

1年3カ月の長丁場となったNHK連続テレビ小説「なつぞら」の撮影を完走した広瀬すず
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 女優の広瀬すず(21)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「なつぞら」(月~土曜前8・00)の撮影が20日深夜、終了した。番組公式ツイッターとインスタグラムで報告された。SNSで動画を使っての視聴者への先行報告は異例の試み。クランクアップセレモニーの様子が伝えられた。

 オールアップの声が掛かると、1年3カ月の長丁場を完走した広瀬は右手を突き上げてジャンプし、全身で喜びを表現。くす玉を割り、花束などを贈られた。

 制作発表から本編名場面のVTRを目にした時は少し目が潤んだが「私1人じゃ抱え切れないというか、どうだろうと思う時間の方が正直、多かったです。皆さんにはご迷惑をお掛けしたというか、力が足りなかった分、支えてくださって、本当に心から感謝しています。常に楽しいが勝ちすぎて、体調を崩すこともなく、だんだん大丈夫?とも聞かれなくなり、何か本当に大丈夫でした」と笑いを誘ながら、感慨深げに笑顔で語った。

 「歴代のヒロインの方にもたくさんお会いしましたが、皆さん、自分の誇りに思える作品だったというのは、話していても見ていても伝わってきました。ただただ皆さんから、たくさんの幸せをもらうばかりで、何もお返しできなかったかもしれないんですが、本当にこの作品に出会えて、本当に心から幸せに、うれしく、そして誇りに思います。スタッフの皆さんの方が休めていないと思うので、とりあえず、ぐっすり寝てください。スタッフの皆さんが毎日、現場にいる姿が一番、私の心の支えだったので、心から感謝します。お疲れさまでした!」

 朝ドラのクランクアップはメディアに公開され、取材が行われるのが通例だが、昨年前期「半分、青い。」に続き、近年、異例の非公開。NHKは視聴者に物語に没頭してもらうためのネタバレ防止、20日の停電の影響もあって撮影が夜遅くに及んだことが理由だと説明した。大河ドラマは2016年「真田丸」のクランクアップが最終回の結末に触れるため、異例の非公開となった。

 夏の十勝ロケや働き方改革のため、例年より3~4カ月、前倒しとなる昨年6月8日に十勝ロケでクランクイン。今年1月下旬、4月下旬、7月上旬、8月中旬の計5回、通算約1カ月の十勝ロケを行った。

 節目の朝ドラ通算100作目。大河ドラマ「風林火山」や「64」「精霊の守り人」「フランケンシュタインの恋」、映画「39 刑法第三十九条」「風が強く吹いている」などで知られる脚本家の大森寿美男氏(52)が03年後期「てるてる家族」以来となる朝ドラ2作目を手掛けるオリジナル作品。戦争で両親を亡くし、北海道・十勝の酪農家に引き取られた少女・奥原なつ(広瀬)が、高校卒業後に上京してアニメーターとして瑞々しい感性を発揮していく姿を描く。

 序盤は俳優の草刈正雄(66)演じる“祖父”泰樹と子役の粟野咲莉(9)演じる“小なつ”のやり取りが視聴者の涙を誘った。物語の舞台が東京・新宿に移った後も、十勝編のキャラクターが登場。上京した泰樹が帰る背中から、なつが短編漫画映画「ヘンゼルとグレーテル」の“樹の怪物”の動きを思いつくなど、ドラマは十勝編と新宿編が絡み合う大森氏の巧みな構成で進行している。

 語りを務めるお笑いコンビ「ウッチャンナンチャン」の内村光良(55)がなつの戦死した父親役であることが第9話(4月10日)で明らかになる異色の仕掛け。なつの生き別れた妹・千遥役を女優の清原果耶(17)が演じるのも事前発表はなく、異例の劇中発表のサプライズ形式を採った。

 また、21日までに「ひまわり」の松嶋菜々子(45)「おしん」の小林綾子(46)「純ちゃんの応援歌」の山口智子(54)「どんど晴れ」の比嘉愛未(33)「ちりとてちん」の貫地谷しほり(33)は「娘と私」の北林早苗(75)「ふたりっ子」の岩崎ひろみ(42)「本日も晴天なり」の原日出子(59)「だんだん」の三倉茉奈(33)「鳩子の海」の藤田三保子(66)「天花」の藤澤恵麻(36)「おしん」の田中裕子(64)と歴代朝ドラヒロインが12人出演。制作統括の磯智明チーフプロデューサーは「これはもう、ここまで続いた99作へのリスペクトです」と企画意図を説明。朝ドラファンの楽しみを増やした。

 視聴率は第19週(8月5~10日)を除き、直近の第20週(8月12~17日)まで週平均(ビデオリサーチ調べのデータを基に算出、関東地区)で大台20%超えと好調をキープしている。

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