糸谷哲郎八段「今年こその気持ち」王将戦挑戦権へ意欲 戦いたい相手は…

[ 2019年8月21日 16:28 ]

大阪王将道頓堀本店での将棋イベントでファンからの質問に答える糸谷哲郎八段と北村桂香女流初段
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 将棋の第69期大阪王将杯王将戦(スポーツニッポン新聞社など主催)に特別協賛する餃子チェーン「大阪王将」主催の棋士交流イベントが21日、大阪市中央区の道頓堀本店で開かれた。糸谷哲郎八段(30)と北村桂香女流初段(23)がトークショーや多面指しを行い、ファン18人が参加した。

 渡辺明王将(35)への挑戦権争いは2次予選が進行中。2次予選のトーナメントを勝ち上がった3人が昨期、王将から陥落した久保利明九段(43)や糸谷ら挑戦者決定リーグ残留3人との計7人で総当たりのリーグを戦い、挑戦者を決める。糸谷はここ5期連続リーグに参戦するもあと一歩で挑戦権を逃してきた。とりわけ昨期は渡辺と4勝2敗同士で挑戦者決定戦に進出。「(挑戦者決定戦は)不出来な将棋でした」と反省しつつ、「今年こその気持ちです。クオリティーを高めて臨みたい」と意気込んでいる。

 2次予選の3つあるトーナメントの一つ(3組)では谷川浩司九段(57)が決勝まで勝ち上がり、その対戦相手を決める対局が26日、藤井聡太七段(17)と前王座の中村太地七段(31)との間で行われる。

 糸谷はリーグ戦で戦いたい相手に谷川を挙げ「関西では特に喜ばれるファンが多いのでは?」とした。

 過去の対戦成績は3勝3敗で直近では一昨年12月のB級1組順位戦で糸谷が勝った。ただ、3組決勝進出を決めた前叡王の高見泰地七段(26)との対局での踏み込みを警戒。馬に飛車を立て続けに斬り飛ばしての「光速の寄せ」で加藤一二三・九段(79)の公式戦通算1324勝にも並び、「素晴らしい判断だったと思います」と称賛していた。

 一方、イベントのトークショーでは藤井についての質問にも応じ、「終盤力が抜きんでていて序中盤の研究もしっかりできている。読みの量が違って相手より3、4手深く読めている印象」と語った。同時に、対局の度に愛知県瀬戸市から関西将棋会館へ通う藤井とは練習将棋も雑談もそれほど交わした経験がないそうで、「13歳離れると共通言語が将棋」と笑いを誘っていた。

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