【記者の目】“お笑い帝国”吉本興業 芸人への愛情示す会見を

[ 2019年7月21日 08:15 ]

涙ながらに謝罪会見を行う宮迫博之(左)と田村亮 (撮影・西川祐介)
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 なぜ、ここまで吉本興業と宮迫らの関係がこじれたのか。人気芸人2人が会社を去ることを決意する異常事態。ウソをついていたことで生まれた両者の不信感は最後まで埋まることはなかった。そこには吉本興業のドライな対応も少なからず影響したと思われる。それが双方弁護士を立てて協議するといういびつな形を生み出した。

 所属芸人6000人。この30年で“お笑い帝国”は大きくなりすぎた。フォローするには社員の数が少なく、若手の場合、マネジャーが現場に来ないことが常態化。「愛情」をもって芸人に接する機会が減っている。契約書を交わさない「家族」というなら、原点に返ってもっとコミュニケーションを取ることも必要だ。

 今回の騒動では、芸人が反社会的勢力と近いというイメージが広まった。このアレルギーを払拭(ふっしょく)するのは並大抵のことではない。

 宮迫らの会見で吉本に対して世間は厳しい目を向けている。過去にないほどの逆風だ。次はホームページなどでの発表ではなく、芸人に「愛情」があることを分かってもらうためにも会見は開くべきだ。(文化社会部デスク・森 俊幸)

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