ABCお笑いグランプリ エンペラーが初優勝!昨年の同期生Vに発奮「オレたちも行ける」

[ 2019年7月21日 17:28 ]

「第40回ABCお笑いグランプリ」で優勝したエンペラーの安井祐弥(左)とにしやま
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 若手の登竜門「第40回ABCお笑いグランプリ」が21日、大阪市内の同局で開かれ、エンペラーが優勝。エントリー520組の頂点に立ち、優勝賞金100万円を手にした。京都府大山崎町出身のボケ担当・安井祐弥(26)は「メチャ嬉しい。頭の中が真っ白です。目標はM―1の決勝に出ること」と語り、高知市出身のツッコミ担当・にしやま(28)は「賞レース決勝に初めて残って初優勝。感無量です」と目尻を下げた。

 決勝には12組が出場し4組ずつに分かれて第1ステージを戦い、宮下草薙、エンペラー、カベポスターがファイナルステージに進出した。エンペラーが第1Sで「浮気」ネタの漫才、ファイナルSでは「銀行強盗」のコントで爆笑をさらった。ともにNSC34期生。11年6月にコンビ結成して9年目。昨年優勝したファイヤーサンダーはNSCの同期で「バイト中に(テレビで)観てて、悔しかった」とにしやま。「あいつらが行けるならオレたちも行ける」と安井は自信を持って臨み、結果を出した。賞金100万円の使い道について安井は「外で飲むのが好きなんで、雰囲気のいい公園で後輩と缶酎ハイを飲みたい」と酒好きならではのコメント。「フレンチブルドッグを飼いたい」とにしやまはペット購入に使う予定だ。

 また、2人は吉本興業を揺るがす“闇営業”問題について「ボクらはペーペーなんで。たいへんなんやろうけど、上のことは分かりません」と安井。にしやまは「ボクらはやりたいことをやるだけ。いろんな人に知ってもらいたい」と前を見据えていた。

 前身の1980年「第1回ABC漫才・落語新人コンクール」から数えて40回目の大会。ダウンタウン、中川家、ナインティナイン、ますだおかだ、フットボールアワーらを輩出した賞レース。2年前には、昨年のM―1王者・霜降り明星が優勝している。

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2019年7月21日のニュース