海老蔵「声出ない」休演 風邪で声帯に菌…復帰は未定

[ 2019年7月16日 05:30 ]

「七月大歌舞伎」を休演した市川海老蔵
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 歌舞伎俳優の市川海老蔵(41)が15日、東京・歌舞伎座で予定していた「七月大歌舞伎」の夜の部を体調不良のため休演した。同公演は中止になった。自身のブログで「急性咽頭炎のため」と説明した。歌舞伎関係者によると、海老蔵が体調不良を理由に休演するのは極めて異例という。

 また、16日も出演を見合わせることが発表された。昼の部の「素襖落(すおうおとし)」については市川右団次(55)が代役を務め、「外郎売(ういろううり)」は一部内容を変更する。夜の部は連日の公演中止となる。

 この日、昼の部には通常通り2演目に出演した。ただ、前日からブログでは本調子ではないことをうかがわせていた。14日夜には「休演しないように 色々(いろいろ)やります」と点滴の写真をアップ。「どうやら 疲労も凄いらしいのですが、プラスやはり風邪引いたらしく昨日から疲れていた声帯に菌もつき 声出なくなり 身体も重くという流れらしい」とつづっていた。

 夜の部は自身最多となる13役に挑戦する「星合世十三團 成田千本桜」で、早変わりや宙乗りも行う。5時間を超える長丁場で、代役を立てることもできない。演目が決まった際には「今までにない挑戦で、果たしてやりきることができるのだろうか」と不安な気持ちを明かしていた。

 ▼福田医院(横浜市)福田伴男院長 急性咽頭炎は風邪のことで、声帯そのものが炎症したのだろう。通常なら2~3日で声は戻るが、無理に声を出すと長引く。大事を取ったのだと思う。

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