井上真央、寅さんの育ての母演じる NHK土曜ドラマ「少年寅次郎」主演

[ 2019年7月16日 18:08 ]

井上真央
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 NHKは16日、山田洋次監督が小説で描いた寅さんの少年時代をドラマ化すると発表した。主演は井上真央(32)で、ドラマの主演は2018年9月に妻夫木聡(38)とW主演を務めた「乱反射」(メ~テレ)以来1年ぶりとなる。

 ドラマは10月19日スタートの「少年寅次郎」で、毎週土曜の午後9時から9時49分まで、NHK総合で全5回放送される。原作は山田洋次監督の小説「悪童 小説寅次郎の告白」で、脚本を井上が主演したNHK朝ドラ「おひさま」や、「ちゅらさん」、「ひよっこ」などを手掛けた岡田恵和氏が担当する。

 物語は、寅次郎の出生の秘密から、戦争をはさんだ悪ガキ時代、そして最愛の妹・さくらに見送られて葛飾柴又の駅から巣立つ14歳までの物語で、井上は寅次郎の育ての母・車光子を演じる。夫の平造は毎熊克哉(32)、平造の弟の「おいちゃん」滝造は泉澤祐希(26)、「おばちゃん」のつねは岸井ゆきの(27)、そして帝釈天題経寺の住職の御前様は石丸幹二(53)が演じる。寅次郎の配役は発表されていない。

 山田氏は「50年の歳月をかけて製作したシリーズ第50作となる新作映画『男はつらいよ お帰り 寅さん』の封切りに先んじて、小説「悪童 寅次郎の告白」がテレビドラマとして制作されることを嬉しく思います。映画では描かれていない寅さんの出生の秘密から子供時代、人間の形成において大切な思春期を描いたエピソードゼロとでも言うべきお話です。少年寅次郎が、皆さんおなじみのあの“寅さん”に成長する、あるいは成長しそうな姿がユーモアたっぷりに描かれています。舞台は昭和の東京・葛飾柴又、そこに集う様々な人々たち。このドラマは戦後日本の原点が背景になります」とコメント。岡田氏も「山田監督の原作小説を読んだとき、幼少期の、そして少年の寅ちゃんをテレビドラマで観たいなぁ、そして書いてみたいなぁと思いました。夢が実現できて今はただただ幸せです。山田監督に感謝です。井上真央さんをはじめ素敵で最強な俳優さんたちが集まってくれました。笑って泣いて心に残るドラマです。どうか楽しんでいただけたらと思います」とのコメントを発表している。

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2019年7月16日のニュース