「いだてん」低視聴率も爆笑たすきリレー 阿部サダヲ「気にしてなかった」勘九郎「帰ってきて」

[ 2019年6月11日 12:46 ]

大河ドラマ「いだてん」主演たすきリレー会見で中村勘九郎(左)からたすきを渡される阿部サダヲ
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 NHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」(日曜後8・00)でダブル主演する歌舞伎俳優の中村勘九郎(37)と俳優の阿部サダヲ(48)が11日、東京・渋谷の同局で「主演たすきリレー会見」を行った。

 同作は最新回となる第22話(9日放送)で平均視聴率6・7%(いずれもビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録し、大河ドラマ歴代ワーストを更新するなど、低迷が続いている。

 その中で「第1部」から「第2部」へのたすきを受け取る形になる阿部は「そんなに気にしなかったな。『ポツンと一軒家』がいいって話ですか?」と同時間帯で高視聴率を記録しているテレビ朝日「ポツンと一軒家」(日曜後8・00)を引き合いにポツリ。「もう一軒家ってそんなにないでしょ?ずっと一軒家探してるって」とイジりつつ、「帰ってくると思います。帰ってきていただかないと」と笑わせた。

 勘九郎も第2部は「明治期、大正期を描いたが、これから昭和に入ってくる。金栗さんでは出会わない人たちと田畑さんはこれから出会っていく。高橋是清、ヒトラー、ムッソリーニといった、そんな近代史の有名人がこれからどんどん出てくる。教科書で勉強した五・一五とか二・二六とか、もちろん、太平洋戦争もそうですけど、その中のスポーツ、オリンピックがこれから始まる」と見どころを語りつつ、「『ポツンと』を見ている方々も(今後は)知っている方々も出てくるので、帰ってきてほしい」と懇願し、笑いを誘った。

 大河ドラマ58作目の「いだてん」は、86年「いのち」以来33年ぶりの“近現代大河”。2013年前期の連続テレビ小説「あまちゃん」で社会現象を巻き起こした脚本家の宮藤氏が大河脚本に初挑戦。オリジナル作品を手掛ける。20年の東京五輪を控え、テーマは「“東京”と“オリンピック”」。2人の主人公でリレー形式で、日本が五輪に初参加した1912年のストックホルム大会から64年の東京五輪まで、日本の激動の半世紀を描いている。

 勘九郎は「日本のマラソンの父」と称され、ストックホルム大会に日本人として五輪に初参加した金栗四三(かなくり・しそう)、阿部は水泳の前畑秀子らを見いだした名伯楽で64年の東京大会招致の立役者となった新聞記者・田畑政治(まさじ)を演じる。

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